ゴルフをやらない人でも、「ゴルフ場は襟付きの服じゃないとダメらしい」…という知識はあるようで、それ故に、「何やらゴルフって服装が厳しくて、どんな服装で行けばいいかわからない!」と、初心者ゴルファーたちのハードルを社交界デビュー並みに上げているのが、この「ドレスコード」。
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今回は、先輩女子ゴルファーたちの失敗談やアドバイスから、いちばん多かった「ジャケット問題」についてお伝えします!
◆どんなジャケットが良いの?
Regina-web読者の皆様にアンケートを取ると、「初心者ゴルファー時代にわからなくて困ったこと」でダントツに多かったのが、服装にまつわる悩み。
・プレー中の服装はなんとなく分かるが、行き帰りの服装をどうしてよいのか分からず悩んだ。(ゴルフ歴12年、37歳)
・ゴルフ場へ行く際の服装で、どのくらいきちっとしていくべきかわからなかった。(ゴルフ歴2年、34歳)
とあるように、ゴルフ中のウェアはTVなどのプロの姿から見たことがあっても、行き帰りの服装がわからなかったという先輩ゴルファーが多く、中には、「行き帰りの服が、仕事着みたいになってしまった。(ゴルフ歴5年、45歳)」という方も。
確かに、ジャケットは仕事で着るスーツしかない、または、女性だと流行りのカラーレスのジャケットしかない! という方も多いかもしれません。
では、どんなジャケットが良いかというと、便利なのは、手に持ったりカバンに入れたりしてもシワになりづらいジャージ素材。紺やベージュを1枚持っていれば、年中使えます。仕事のスーツっぽくならないように、あえてボトムスと揃えないこともポイントです。ローファーやローヒールのパンプスと合わせたいなら、パンツスタイルもオススメですよ。
◆失敗!ここではジャケットは要らなかった!
さて、「ジャケットがマスト」という知識をたよりに、一生懸命にジャケットを着ていった先輩ゴルファーが「やってしまった失敗!」もご紹介します。
・打ちっぱなしの練習場でもゴルフウェアじゃないといけないと思い、もちろんジャケットも着て、ゴルフウェアとスパイクも持って行っていた。(ゴルフ歴5年、40歳)
・ゴルフ場ではずっとジャケットが必要だと思っていて、実際にゴルフをするときにもジャケットを着てティグラウンドまで行ったら、同伴者にゴルフするときには脱いで良いんだよと教えてもらって、恥ずかしかった」(ゴルフ歴10年、38歳)
ゴルフ場の中ではなく、街にあるいわゆる「打ちっぱなし」と言われる練習場は、Tシャツでも、デニムでも、短パンでも、スニーカーでも…動きやすい格好でOKですので、ジャケットが無くても大丈夫です!
そして、ティグラウンドにもジャケットを着ていってしまったという失敗は、これは初々しいので問題なし⁉ 先輩ゴルファーが教えてくれたように、プレー中はジャケット不要ですので、クラブハウスに着いたら、ロッカーにしまっておきましょう。
◆みんなが気持ちよく楽しめるようにジャケットを。
ゴルフ場にジャケットがマストか、というと、答えは必ずしもYESじゃないかもしれません。実際に海外やカジュアルなゴルフ場に行けば、ジャケットを着ていない人を見かけることもあります。けれど、先輩ゴルファーとしてアドバイスをするならば、ゴルフ場に行くときには、「一応ジャケットを持っていく」ことをオススメします。
ゴルフは「紳士淑女のスポーツ」とも言われるように、ゴルフの歴史を紐解くと、ゴルフ発祥のスコットランドでは、当時、紳士たちはスーツでプレーをしていたそうです。その理由は、“ゴルフゲームに対する敬意と相手に対する礼儀”から、「失礼のない服装=スーツ」だったとのこと。
そう考えると、どんな格好で行くことが、一緒にゴルフをする方だけでなく、ゴルフ場にも敬意を示すことになるか…。結婚式に招待されて白いドレスを着ていく人はいないし、初めてお会いするクライアントには、いつも以上にキチっとしたスーツで行くはず。同じような感覚で、襟付きのジャケットを1枚羽織っていけば良いのではないでしょうか。
ジャケット1枚で、ゴルフ場にいる方全員が気持ちよくゴルフを楽しむことができるなら、なんて素晴らしい! しかも、ビギナー女子ゴルファーが王道ルックで登場したら、「この子、すごいわかっている!」と、同伴者の評価も100倍アップ! 今からゴルフを始めたいという女子ゴルファーの皆様、完璧な装いでクラブハウスに向かい、最高のデビュタントを迎えましょう!
◆REMIQUESTプロフィール
REMIQUEST/ライター。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、一応大学ゴルフ部出身。スコアはイマイチだけれど、先輩に叩き込まれたマナーとプレーファストは今も健在。男2人のママ。出産後はなかなかゴルフができてないのが悩み。子どもに将来養ってほしいと、稼ぐゴルファーにすべく、密かに企み中。