女性ゴルファーの皆さん、こんにちは!匿名ライターのかこみらいです。さて今回ビギナーゴルファーの皆さんにお伝えするのは、キャディマスター室という謎の部屋?についてです。ゴルファーの皆さんと接する機会が多いようで少ないこの部屋では、一体何が行われているのでしょうか。
いざ、ラウンドへ!とクラブハウスからコースにやって来ると、カートが置かれている場所近辺に受付のような小窓のある建物があります。ここはキャディマスター室と言われる場所で、言葉通りキャディを統括するキャディマスターが待機している場所なのです。
格式の高いゴルフ場にはキャディマスターが常駐していますが、多くのゴルフ場では、係の人が仕事をしている場合が多いでしょう。
この部屋の前にはスコアカード、ペグシル(スコアを記入する鉛筆)、そして意外に忘れたり、無くしたりすることの多いマーカー、グリーンフォークなどが常備されています。めったに行くことのできない有名ゴルフ場のマーカーなどを、コレクションしている人もいるようです。
キャディマスター室で行われる仕事は以下になります。
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◆スタート時間の管理
当日の進行が滞りなく、スムーズに流れるように配慮を行います。1ラウンドの平均時間は4時間。理想は3時間40分となっているため、スロープレーが後続組に与える影響は大きいといえるでしょう。
週末には、6分~8分刻みで各組がスタートしていくため、タイムロスなくプレーしてもらえることが、本当にありがたいのです。
そしてスループレーでない場合にはハーフで昼食を取りますが、この時間は、当日の流れで40分しかない場合や、1時間休憩が取れることもあります。その采配は全てキャディマスター室で行われています。
プレーの流れの管理
スロープレーで時間がかかりすぎていると思われる組には、マーシャル(marshal)といわれる係がホールを巡回し、円滑に流れるよう促すことも。もしマーシャルを見かけた場合には、自分の組が遅いかも?と気にかけてもらえると嬉しいです。
◆困りごとや苦情はキャディマスター室へ
例えば、後ろの組に打ち込みをされて怖い思いをした場合や、前の組が超スロープレーで困っているなどという場合や、プレーの途中でクラブやヘッドカバーを忘れた場合などには、キャディマスター室へ伝えておいてください。
プレーヤーにとって頼れる存在のキャディマスター室。ぜひ活用してみてくださいね!
◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん
某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。