【ゴルフ場“駐車場事情”の変化】 レンタカーでもいい? 高級車でないと差別を受けるってホント…?

ゴルフに行くときは、セダン車のトランクにゴルフバッグを積み込みゴルフ場へ向かうというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし最近は流行もあり、セダン車が激減してしまいました。代わりにミニバンやSUVが台頭しているようです。今回は、ゴルフ場にはどんな車が多いのか? ちょっと気になる“ゴルフとクルマ”事情を、レッスンプロの村井さんに聞いてみました。

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◆「ゴルフ=ステータス」ゴルフを始める際のハードルは下がった?

――ゴルフはお金持ちの趣味だというイメージが強かったのですが、昔と今ではゴルフを始める際にかかるお金や会員になるための費用はどう変化したのでしょうか?

村井プロ(以下、村井)「昔は会員権を持っていないとラウンドできないということもありましたが、今は一部のコースを除き誰でも回れるようになり、敷居が下がりました。リーズナブルなコースも多くなったと感じます。例えば韓国では未だに会員権も高額で、一般の人が気軽にゴルフできる環境が少ないようです。そのためシミュレーションゴルフが日本より普及していますね」

◆SUVやミニバンが台頭したのは、乗り合いでゴルフに行く若者が増えたから?

―― 街中でもかなり多くなってきたSUVですが、ゴルフ場でも増えてきているのでしょうか?

村井「昔はセダンが多かったイメージはありますが、最近はミニバンやSUVもよく見ます。ゴルフ場だからといって、停まっている車に特徴があるかというと、私が見ている限りはそうでもないと思いますよ。大抵のゴルフ場は、街中の駐車場で見る車の割合と変わらない印象です」

―― セダンの代わりにミニバンやSUVが増えたということに、どんな背景があるのでしょうか? 当然、セダンの新車が減っているという事実もあるのでしょうが。

村井「最近の傾向として、若い人が車を持っていない事が多いのだと思います。接待ゴルフも減っていますし、郊外のゴルフ場に行く場合は、節約のため乗り合いで行くというシーンが増えてきたのではないでしょうか。そういった場合、セダンはラケッジスペースが狭いので、より乗合に適したミニバン等が好まれるようです。郊外のゴルフ場であればプレーフィが安いですからね。高速代やガソリン代は皆で割れば安く済むし、移動時間も楽しく過ごせます」

◆ゴルフ場には高級車で行かないと、差別を受ける?! この都市伝説は本当?

―― セダンが少なくなったというのはわかりましたが、“高級車でなければスタッフの対応に差が出る”なんて事はないのでしょうか……? 大衆車で行って笑われたり、ゴルフバッグを運んでもらえないなんて差別を受けないのか心配です。

村井「ありません(笑)。昔はどうかわかりませんが、どんな車で行こうと平等にサービスを受けられますよ。また、格式の高いゴルフ場であれば高級車は多いですが、パブリックコースは大衆車も多いので気にしなくてOKです」

―― 電車でゴルフ場に行く人も多いですが、車で行くメリットなどはありますか?

村井「電車で重たいゴルフバッグを担いで行くのは大変なので、やはり快適に移動できるのではないでしょうか。また電車でも行きやすいゴルフ場はプレーフィも高いことが特徴。であれば、仲間とレンタカーを借りることで節約するのもおすすめです。それと、最近はゴルフ場にもEV充電器を備えているコースが増えたので、電気自動車で行くとさらに節約になるかもしれませんね」

◆まとめ

最近のゴルフ場は高級車ばかりではなく、ミニバンやSUVで行く人の方も多いようです。もちろん、高級車でなくても心配は要りません。最近の傾向として、友達とワイワイ楽しみながらゴルフに行く事も増えていて、接待ゴルフのイメージもすでに無くなってきているのではないでしょうか。車を持っていないという人も、レンタカーを借りてワイワイ楽しみながら行くのも良いのかもしれませんね。

取材・文/夢書房

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