ニセコはスキーだけじゃない! 夏の「ニセコビレッジ」はハイコスパを誇るラグジュアリーなゴルフ天国

ニセコといえば外国人が集まるラグジュアリースキーのイメージですが、実は真夏のニセコはリュクスな避暑ゴルフを堪能できるとリピーターが続出です。新千歳空港から車で約2時間。ニセコアンヌプリ東山地区にある「ニセコビレッジ」は、風格ある羊蹄山を間近にみられるニセコの中心地。雄大な「ニセコビレッジゴルフコース」でラウンドし、近隣のホテルに宿泊する優雅な真夏のゴルフ旅をご紹介します。

冬のニセコは海外からのツーリストで混み合い、物価高騰がニュースでも大きな話題ですが、実は夏は冬ほど混み合わず、ラグジュアリーなのにコスパが良い、穴場のディスティネーション!

◆白樺やカラマツの林に囲まれた雄大な「ニセコビレッジゴルフコース」で爽快ゴルフ

「ニセコビレッジゴルフコース」は、白樺やカラマツが林立する北海道らしい高原コース。エメラルドグリーンのフェアウェイと、さっぱりした風がなんとも気持ちいい〜。湿気が少ない北海道ならではの清涼感と、羊蹄山や鬱蒼とした森からのマイナスイオンに囲まれて、夏でも清々しくゴルフが楽しめるのが大きな魅力。こちらはセルフスタイルでランチ休憩なしのスルーラウンド。フェアウェイにカートインでき、もちろん2サムもできるリゾートタイプです。メンテナンスがよく、カートインできるのにフェアウェイの状態が美しいというのも素晴らしい。さすが、2022年ワールドゴルフアワード ジャパン「ベストゴルフコース部門」で7回目の最優秀賞を受賞しているコースです。

グリーンが池とバンカーに囲まれた11番パー4のグリーン上からは蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山がくっきり!

羊蹄山が望める美しいホールがたくさんありますが、中でも4番パー3はティーグラウンドから山が望め、左手に池がある美しいホール。2番パー4の途中や6番パー4のグリーン後ろにも羊蹄山がばっちり見えるので、このあたりは絶景写真ポイントです。

いちばんの名物ホールは超ロングホール、パー6の10番で、レギュラーティーからは704ヤード、赤ティーからは578ヤード!長いけれど攻略したい気持ちに胸が高鳴ります。このホールは調子が上がってきてからまわりたいので、ぜひOUTコーススタートで。INコーススタートだと、いきなり朝イチでパー6に挑むことになって緊張MAXに! 

17番パー3も名物ホール。どのグリーンも羊蹄山からの傾斜や芝目で難しく、アンジュレーションがある広いグリーンは3パットしがちに。

◆隣接する「ヒルトンニセコビレッジ」に宿泊してゴルフ&温泉三昧

「ニセコビレッジゴルフコース」は、ホテル「ヒルトンニセコビレッジ」に隣接しています。こちらに宿泊していれば、ゴルフ場までは体感0分!!!

別のホテルに宿泊している場合でも、ゴルフの際はこのホテルのロッカールームや大浴場を利用でき、また、その大浴場は北海道のミネラルが豊富で純度の高い自家源泉掛け流しのニセコ温泉。内湯に加え、自然に囲まれた露天風呂もあり、北海道で唯一、4ッ星温泉ソムリエのおすすめとして紹介されました。筋肉痛や関節痛に効果が高いとされ、とろとろの泉質がゴルフ疲れの体に染み渡ります。

「ヒルトンニセコビレッジ」は18階建ての全506室という超大型ホテル。ダイニングは8軒もあり(季節営業の場所もあるので要確認!)、おととしオープンしたばかりの純日本風のスパや、世界水準PRECOR社のクロストレーナーなどの機器を完備したフィットネスセンターも。利便性が高く、またお部屋のバリエーションが多いのが魅力です。3ベッドや4ベッドのお部屋もあるので、ファミリー旅やコンペ旅にもぴったり。そしてどのカテゴリーのお部屋でも選んで欲しいのは、やはり羊蹄山を望むマウンテンビューサイド!夏は目にも鮮やかな山や森のグリーン、春は桜、秋は紅葉、と、どの季節も特別な美景観が生まれる山込みのパノラマは感動的です。

◆気軽に好きなお料理をチョイスできるバー&グリル「メルト」で海外旅行気分に!

どの時間帯も魅力いっぱいのオールデイダイニング「メルト」。働く方もゲストの方々も、そしてお料理のメニューも多国籍で、ニセコならではのインターナショナルなムードを感じます。

スルーゴルフ前の朝食はしっかりいただきたいもの。「メルト」での朝食ビュッフェは、鰻のひつまぶしやサーモン丼などの和食から、ワッフルやトルティーヤなどのアメリカンメニュー、またフォーやカレーなどのアジアンメニューまであって朝から目移り。野菜やフルーツ、ドリンクも豊富なので、ヘルシーにもチートデイ的にも、好きなように組み立てられるのがうれしい。エッグステーションで仕上げるトリュフクリームのオムレツはいちばん人気!

アフターゴルフのランチは、味噌ラーメンからピッツァまで、なんでもアリなメニュー構成のなか、北海道ならではのビーフメニューに注目。エゾビーフ100%のエゾバーガーや温玉付きの特製牛丼はどちらもボリューミーかつジューシーで食べ応えたっぷり! お腹が空いた方には、セルフで焼ける焼肉セットもあります。

ドリンクバーは+¥400ですが、お酒好きの方には、ワイン飲み放題60分¥2,800、生ビール&ワイン飲み放題60分¥3,300があり、冷えたスパークリングワインや北海道限定サッポロクラシックなどもいただけて大人気に。

夜は、選べるメインディッシュとビュッフェを組み合わせたディナーを。メインディッシュは北海道産サーロインや蝦夷鹿ロース、Tボーンなどのステーキ、または、蝦夷鮑と北海道産帆立貝のソテー、オホーツク産タラバガニのソテーの中からチョイスし、前菜やサラダ、締めのお料理やデザートはビュッフェでいただくというもの。北海道グルメが満喫できるラインナップです。

もちろん夜もアルコール飲み放題60分メニューは健在。取材時は日本酒やカクテル、ハイボールもあり、ワインも種類が選べたので満足度が高いものでした。デザートも豊富なので、辛党派も甘党派もエンジョイできるディナー。ファミリーやグループなど、いろんな好みの人がいる大勢の旅行で助かるレストランです。

◆「ニセコビレッジ」内にはほかにも素敵なステイ先が満載

どんなメンバーでどんな旅にしたいのか。それによって、「ニセコビレッジ」ならさまざまなステイ先を選択できます。

【1】ヒノデヒルズ・ニセコビレッジ【2】東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ【3】KASARA【4】ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ

【1】ホテルコンドの「ヒノデヒルズ・ニセコビレッジ」はキッチン付きなので長期滞在にぴったり。レストランや温泉浴場も併設され、とってもラグジュアリー!
【2】東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ」優雅なステイなら世界に7軒しかないリザーブブランドのこちらのホテルをチョイスしたい。全50室のコージーな温泉隠れ家ホテルはお寿司屋さんも評判。
【3】KASARA」古民家をモチーフとした6棟からなる2階建てのタウンハウス。キッチン付きで6名まで宿泊可能。SLH加盟で、昔ながらの一軒家風が外国人から大好評。
【4】ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ」NYのデザインオフィスが設計したドミトリー風のカジュアルホテルは、シンプルながら洗練された客室や和食のビュッフェダイニング、バー、スパが人気。

◆ゴルフ以外にもグリーンシーズンならではのアクティビティがこんなにいっぱい!

ゴルフはもちろん、ニセコには夏だから楽しめるアクティビティがたくさん!森や渓谷の息を呑むような美しさと一体化できるハイキングや気球、ジップライン、マウンテンバイク、尻別川でのラフティングや釣りなどのネイチャーアクティビティに加え、近くにある洞爺湖や支笏湖までのドライブ、それから、しぼりたてのミルクやソフトクリームなどが楽しめる「高橋牧場」、ニセコが本店となる世界のお茶専門店として有名な「ルピシア」がプロデュースする「ヴィラ ルピシア」のレストランやスイーツショップ、「余市ワイナリー」を巡るのも魅力的。寄り道したい場所がこんなにあるから、新千歳空港からレンタカーでのんびり行くのもアリ!

また、ホテル群から車で約20分の場所には、「ニセコビレッジ」にあるもうひとつのゴルフ場「ニセコゴルフコース」が。こちらはアーノルド・パーマーが設計したオールセルフのゴルフ場。キャディバッグの積み下ろしもセルフで、さらにお風呂やロッカー、レストラン、売店がなく、コース内にいくつかトイレがあるだけ。欧米のローカルなパブリックゴルフ場のような趣きですが、コースメンテナンスはよく、よりお気軽でリーズナブル。アップダウンもあり、とても面白いコースです。

2ヶ所のゴルフ場を巡るだけでも大忙しなのに、ほかにもトライしたいアクティビティがいっぱいのニセコ! 1〜2泊といわず、もっとゆっくりのんびりとロングステイしたくなります。しかも、夏のニセコは冬よりもコスパがいいと大評判。「ヒルトンニセコビレッジ」ではお得な宿泊パックもあります。


ニセコビレッジゴルフコース】北海道虻田郡ニセコ町東山温泉 Tel/0136-44-2211
ヒルトンニセコビレッジ】北海道虻田郡ニセコ町東山温泉 Tel/0136-44-1111

撮影/小川カズ 取材・文/武田麻衣子

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