やっぱり最高!ハワイゴルフ、大人気ゴルフ場の今を深掘り【ハワイ好きエディターが行くツウなゴルフ旅②】

最新ハワイゴルフの魅力を3回に分けてご紹介するミニ連載。第2回目は、オアフに来たら絶対行きたい大人気のゴルフ場4ヶ所(+1)の今をご紹介します。


【目次】
1/ハワイといえば、まずはてんとう虫マークの「コオリナ・ゴルフ・クラブ」!
2/洗練されたガラス張りのクラブハウスがモダンな「カポレイ・ゴルフ・クラブ
3/離島気分でプレーしたい最北端の老舗ゴルフクラブ「ザ・リッツカールトン・タートルベイ アーノルドパーマー・ゴルフコース
4/オアフで最も新しい会員制「ホアカレイ・カントリークラブ」は超豪華!
5/[おまけでご紹介!] もっとも格式が高い、ハワイを代表する超老舗会員制クラブ「ワイアラエ・カントリークラブ」


1/ハワイといえば、まずはてんとう虫マークの「コオリナ・ゴルフ・クラブ」!

いつでも晴れているゴルフ天国、そんなふうに評される西オアフ。この地域のリゾート開発時、最初に建設されたのが1990年にオープンしたコオリナ・ゴルフ・クラブです。ワイキキから車で約45分。フリーウェイH1の終点をまっすぐ行くとコオリナが見えてきます。こちらは数々のトーナメントが開催されたチャンピオンコースとして有名ですが、とくにLPGAロッテ・チャンピオンシップの2012年第一回大会で宮里藍選手が優勝したことで一躍話題を集めました。1993年にゴルフ場の隣に開業したおしゃれなホテル、イヒラニ・リゾート&スパは、オープン当初、日航が経営していたことも日本で一躍有名になった理由です。のちにこのホテルはマリオット系を経て、今はフォーシーズンズ・リゾート・オアフ・アット・コオリナに変わっています。まだまだ開発は続き、2011年にはすぐそばにアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ・ハワイもオープン。コンドミニアムやショッピングセンター、チャペルも次々とでき、一大リゾートとして人気を集めています。この地は、かつては王族達がリフレッシュしに訪れた場所で、コオリナとは「喜びの地」という意味があるそうです。

こちらは水の魔術師と呼ばれるテッド・ロビンソン設計のコースで、池やクリークなどウォーターハザードが16ヶ所、2段・3段グリーン、バンカーの難しさなどが特徴ですが、雄大で広々としており、気持ち良さは抜群です。海の近くに位置しているため、海風の強さもポイント。海に向かう芝目の強さもパターの難易度を高めています。

8番ホールはレディスティーからちょうど100ヤードですが、風の影響やグリーンの傾斜が難しく、ピンポジション次第でクラブ選択がかなり変わってくる

シグネチャーホールは8番パー3と18番パー4!いずれも池が効いている美しいホール。18番は段差の激しい2段グリーンが難しくも楽しいホールに。

18番はグリーンに乗っても傾斜で池に落ちてきちゃうことも多く、乗ってもまったく安心できない!

そして、アウラニホテルができて10番ホールのバンカーはミッキーマウスの形状に! やっぱり写真を撮りたくなっちゃいますね!

バンカー奥にはアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ・ハワイの建物が見える

レストランはロイズだし、サウナもあるので、アフターゴルフもゆっくりしたくなるゴルフクラブ。シンボルマークのてんとう虫が飾られたコラボウェアもかわいく、訪れるたびにゴルフアイテムを購入するのが楽しみな女子多数。

芝生から打てる広々とした練習場が素晴らしい。カートには冷たいペットボトルとカップ、ティーとマーカーがセットされている♡

2/洗練されたガラス張りのクラブハウスがモダンな「カポレイ・ゴルフ・クラブ

スタイリッシュなクラブハウスが印象的な「カポレイ・ゴルフ・クラブ」は、コオリナの手前に位置する街、カポレイに隣接する西オアフのゴルフ場。コオリナに続いて1994年にオープンし、1996年から6年間LPGAハワイアン・レディスオープンの開催会場で、一時、LPGAロッテ・チャンピオンシップの会場でもありました。

カートインができるハワイゴルフはとにかく快適。ビールを飲みながらのんびりラウンドする人多数!!!

設計はコオリナと同じくテッド・ロビンソン。サトウキビ畑の跡地で起伏のある赤土の土地に作られ、大きな5つの入り組んだ池が戦略性を高めるチャンピオンコースです。

クラブハウスに向かって池とバンカーがフェアウェイを狭める9番ホール

バンカーは全部で80個。広々とバラエティに富んだホールで構成されますが、ブラインドホールがひとつもなく、どこを切り取っても美しい景色が大きな魅力。こちらも海からの風が強い日は難易度がぐっと高まるコースです。エントランスから気分が上がるモダンなガラス張りのクラブハウスを設計したのは日本人デザイナー。ひまわりのロゴマークもおしゃれで、コラボウェアやアイテムを豊富に展開。

ハワイでいちばんスタイリッシュなゴルフウェアが見つかるハズだから、絶対にお土産購入はマストです

面白いホールがたくさんありますが、10番ミドルホールは右側の池と大きなバンカーに要注意。面白いシグネチャーホールなのですが、インスタートだと緊張感はハンパないことに!

ダイナミックな池に緊張MAXの10番!

フェアウェイの間を池が横切っている14番パー5はどう狙って行くか、悩ませる人気ホール。

14番ホールは池に悩まされるものの景色の美しさは秀逸!

余談ですが、カポレイには大きなショッピングモールが4ヶ所もあるので、ゴルフの帰りにお買い物や食事に行くのも楽しい。なかでも話題はカ・マカナ・アリィにあるアンティーズ・ホットポット・ハウス。以前ワイキキやキングst.にあった大人気の台湾鍋屋さんSweet Home Caféのオーナーマダムが新しくこちらで営業されていますので、ぜひ行ってみて!

のびのび打てる18番ホール

3/離島気分でプレーしたい最北端の老舗ゴルフクラブ「ザ・リッツカールトン・タートルベイ アーノルドパーマー・ゴルフコース

ノースショアの先端に位置するハワイ屈指のゴルフ場タートルベイ。2つのコースがあり、ジョージ・ファジオコースの開場は1972年という超老舗ですが、最近、ホテルとゴルフ場がリッツカールトングループに参画! これは最近の大ニュースでした。随時アップデートしていくとのことなので、これからどんな風に変わっていくのか、今からとっても楽しみです。

広々と芝生から打てる練習場はハワイゴルフならでは!

こちらにはチャンピオンコースのアーノルド・パーマーコースと、初心者やファミリー向けのジョージ・ファジオコースの2つのコースがありますが、現在ジョージ・ファジオコースは改装中でクローズでした。ノースショアという土地柄、離島に行ったような隠れ家気分に浸れるのが大きな特徴で、1992年にアーノルド・パーマーとパートナーのエド・ショーイが一緒に設計し、開設したアーノルド・パーマーコースのフロントナインは樹木が少なく、バンカーとハザードが巧みに配置してあるスコットランドのリンクスを思わせるコース。一方バックナインは松などの木が生い茂る南国風のコース、とまったく雰囲気が変わるのも楽しいところ。

ノースショアからのアゲンストの風に要注意の17番!

17番はもっとも有名な名物ホール。高い波がダイナミックにうねるノースショアの海をバックに、7つのバンカーがグリーンを取り囲むミドルホールで、風の強さと対決するよう!これこそノースショアらしさ満点です。

ゴルフコースを見ながらテラスでいただけるレストランLei Lei’s Bar&Grillは最高に気持ちがいいので、ぜひラウンドの前後に食事を。ボリューム満点なのでみんなでシェアして。

ローカルアヒ(マグロ)を使ったサンドイッチやローカルアヒステーキプレートが大人気!

ノースショアまで足を伸ばしたら、帰りにハレイワタウンなどノースの街を探索するのもセットで楽しみましょう。オールドハワイを感じさせる素敵なカフェやブティックがたくさんあります。

ラウンド中にはフードカーがカートまで軽食やドリンクを売りに来てくれる。思わずビールを片手に快適ラウンド♪

4/オアフで最も新しい会員制「ホアカレイ・カントリークラブ」は超豪華!

2009年、西オアフのエヴァ地区にオープンしたオアフでいちばん新しいゴルフクラブがこちら「ホアカレイ・カントリークラブ」。世界ランク一位のランキング保持者であるプロゴルファー、アーニー・エルスが設計した全長7413ヤードのチャンピオンコースで、2019年には、ダイニングや屋外プールを備えた豪華なクラブハウスもようやく完成。

ラグジュアリーなリゾートを思わせるプールが素敵!

完全メンバーシップのプライベートなクラブなので、会員とそのゲストしかラウンドできないスペシャル感も素敵。バンカーの数は全部で112個。池が効き、また超高速グリーンも話題のタフなコースで、2022年からはLPGAロッテ・チャンピオンシップの会場になっています。とにかくプレッシャーを感じるホールが多く、スコアが全くまとまりませんが、だからこそ面白く、ゴルフが上手い方々の心をガッチリつかんでいます。メンテナンスの美しさも極上!

池越えパー4の7番と高級な一軒家に囲まれたスタジアムコースの14番がシグネチャーホールに

このゴルフクラブは「ホアカレイ・リゾート」の中にあり、隣には、「ワイカイ」というマリンアクティビティが体験できる施設が2023年にオープン。世界最大級の人工ウェーブサーフィンや東京ドーム5個分の大きさを誇るラグーンでのハワイ初の水上アスレチック、マリンアクティビティなどが楽しめ、まるでホテルのように豪華な施設が話題です。海をせきとめたラグーンは、海水30%淡水70%の割合なので、体は浮きつつ、アレルギーの人も泳げる濃度。自然保護植物の海藻が光合成で水質をきれいにしてくれているのだとか。すごい最先端システム!深さは6メートル。サメはいないし波もなく、とても安全です。

160億円をかけて開発されたワイカイだけあり、ファミリーはもちろん、大人だけでも楽しめるハイクオリティな一大リゾート

ラグーンに面した開放感抜群のレストランは最高に気持ちいい〜! 食事だけでも利用できるので西オアフ方面のゴルフ帰りに立ち寄るのもおすすめです。

ラグーンを望むレストランは自然光たっぷりで開放的。ボリュームたっぷりの食事も評判。カルアピッグナチョスとフィッシュタコスはビールやアーノルド・パーマー(レモネードとアイスティーのブレンドドリンク)と一緒に頂きたい
https://www.waikai.com/

現在ホアカレイリゾートには一軒家が立ち並ぶコミュニティができていますが、今後コンドミニアムや4つ星以上のホテル、ショッピングモール、ウエディング施設もオープン予定! ますます盛り上がりを見せそうなホアカレイ・リゾートの動向が気になります。ゴルフ場もラウンドできる機会があったらぜひ行ってみて!

5/[おまけでご紹介!] もっとも格式が高い、ハワイを代表する超名門会員制クラブ「ワイアラエ・カントリークラブ」

ワイアラエ・カントリークラブは、ソニーオープンの開催コースとして名高い、ハワイのセレブリティだけが集う名門のプライベートクラブです。メンバーになるのが本当に難しく、日本の超名門と同じく、本会員の方からの推薦や面接、ダイニングのみの限定会員時期などを経て、ようやく本会員になれるという敷居の高さで知られています。ザ・カハラ・ホテル&リゾートの手前にエントランスがあり、ソニーオープンの試合見学で足を踏み入れた方もいるのではないでしょうか。1927年創設という超老舗の特別なクラブは、ハワイゴルフを象徴する存在です。

絵になる7番ホール。海に面したグリーンとグリーン周りの難しさに挑戦意欲を高めさせられる

こちらはフラットなコースなのですが、バミューダ芝が難しく、また傾斜と海への芝目、そして超高速のグリーンは大変厄介。でもカハラの高級住宅街の中にあり、ワイキキから車で10分という場所と、海に面したホールなどの開放感、そして特別な名門ならではの気高い雰囲気。とても素晴らしいコースです。シグネチャーホールはW型のヤシの木が海に映える7番ミドルホール。次の8番パー3はグリーン面がティーグラウンドから見えず、大きなバンカーに囲まれているので難易度高し。メンバー同伴でしかラウンドできない特別なコースですが、ハワイの顔ともいえるクラブなのでご紹介しました。

大好きな仲間やパートナーと爽やかな気候の中、ハワイゴルフを楽しむのはやっぱり最高〜!!!ゴルフの帰りに、ゴルフ場の近くの街をドライブしたり、ローカルなレストランに足を運んだり、そこにしか売っていないゴルフ場のコラボウェアを手に入れたり、ゴルフに付随する楽しみもたくさんあります。ワイキキから足をのばしてオアフ各地に出かけてみると、また新たなハワイの魅力に気づくこともたくさんあるハズ。

次回は、ゴルフショップやレストラン、ホテル、飛行機など、ゴルファーに役立つ新情報をご紹介します。

取材・文/武田麻衣子 協力/ハワイ州観光局(HTJ) 公式Instagram @gohawaii_jp 公式X @goHawaiiJP

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