ラウンド料金が手頃な価格になったことや、スマホで誰でも簡単に予約ができるようになったことで、ゴルフは以前よりとても身近な存在になりました。あなたのまわりにもゴルフをやってみたい、あるいは最近始めたという人がいると思います。
ところで、ゴルフを始めたら、やはりスクールに通って基礎からしっかり覚えておきたいところ。でも、女性ゴルファーはどういう基準でゴルフスクールを決めたらいいでしょうか。前回に続き、プロゴルファー・竹村真琴さんと、ライザップゴルフで多くゴルファーにレッスンしているトレーナーの富井大輔さんに話を聞きました。
女性に配慮したレッスンとは？
竹村真琴（以下、竹村） 私のまわりにもゴルフを始めたいという女性がいて、今ゴルフへの興味が高まっている人が増えているのを感じています。男女ともに日本人の海外メジャー大会優勝の効果が出ているのかも知れません。
ところで、そういった人と話をすると、女性はどういうレッスンをすればいいのかよく聞かれるのですが、これは専門である富井さんにまず伺った方がよさそうですね。
RIZAP GOLF・富井大輔（以下、富井） ライザップゴルフの場合でいえば、レッスンされているゲストのうち約３割が女性です。ゴルフを始めたきっかけ、ゴルフ歴、レベルはまちまちですが、皆さん上達するために一生懸命練習しています。
レッスンプログラムはそれぞれのゲストに合わせて作成しているので、男女で分けていることがありませんが、ライザップゴルフはすべて個室でかつマンツーマンレッスンなので、たとえばコーチは女性がいいとか、男性コーチでもボディタッチは極力控えてほしいといった女性ならではのご要望・ご希望はできるだけお応えするようにしています。
竹村 そういった配慮をしてくれるのは、安心できますね。私がジュニア時代に練習していた時の話ですが、難しいことを説明されると何をいっているのかさっぱり分からないことがありました。
そうならないためにも、女性と男性の教え方に違いはあるのでしょうか。
富井 当然、ゲストによってすべて変えています。頭で理解するのが先の人には、まず理論を説明したのち、実際の動きに移ります。反対に、フィーリングを重視している人には、カラダやクラブが動くイメージを説明し、その後補足のために理屈を説明します。
どちらかといえば、前者は男性が多く、後者は女性が多いかも知れません。
竹村 なるほど、すでに実践されていたんですね。それならレッスンの途中で悩むことはなさそうですね。
レッスンのゴールを決めておきましょう
富井 まず、こちらの図を見てもらえますでしょうか。これは、とあるゲストが入会前に行った飛距離ごとのショット精度をグラフ化したものです。
これによると、200ヤード（フェアウェイウッド）、30ヤード（ウェッジ）、5ヤード（パター）はその方が得意としている距離なのに対し、ドライバーや150ヤード（ミドルアイアン）、60ヤード（ウェッジ）、2ヤード（パター）は、ショットの正確さが他の項目と比べてかなり下がっています。
100切りがなかなかできない人は、この赤く囲った線の内側に多くの項目が入っていることが多く、それらがスコアを落とす原因になっていることが分かります。
竹村 入会前の診断で、苦手なクラブがここまで顕著に分かってしまうんですね。ミスが出やすいクラブのあぶり出し作業といったところでしょうか。
富井 このデータをもとにゲストと相談しながら「○か月後にはスコア○を目指しましょう」という具体的な目標を決め、専属トレーナーがそれぞれのゲストの目標達成に向けたプログラムをカスタマイズしています。
竹村 これなら「レッスンをいつまで続ければいいのか分からない」ということはなさそうですね。それに、たとえば、「スコア100を切りたい」といった具合に、自分のゴールをあらかじめ知ることができれば、それまで頑張ってレッスンを続けようという気持ちになりますね。
富井 私たちトレーナーは、ゴルフを教えることだけが仕事だと考えていません。ゲストがスコアアップを達成し、喜んでくれるところまでしっかりサポートします。
最後まで諦めなければ、必ず最高のゴールが待っていると信じてください。
レッスン効果を高める最適な練習環境
富井 レッスンルームはすべて個室なので、他人の目が気にならないうえ、各部屋にはシミュレーションゴルフや、スイング映像を撮影・即時再生する機能を備えた最新鋭スイング解析マシンを常備しています。
毎ショット前面のスクリーンにボールの軌跡が残るので、ボールが飛んでいった方向や曲がり幅などもしっかり確認できます。
竹村 部屋の雰囲気が落ち着いているし、とても広々としているので、これならレッスンに集中できそうですね。
それに、スイング解析マシンでカラダやクラブの動きの細かい部分まで分かるので、いま自分がどのように動いているのか、映像ですぐに確認できるのはいいですね。美しいスイングを目指している人にぴったりですね。
ライザップゴルフなら、分からないことがあっても専属トレーナーに何でも相談できるシステムもあって、安心してレッスンを任せられそうだと思いました。次からは友達に、ライザップゴルフを勧めてみようかしら。
富井 それは是非お願いします。
プロゴルファー 竹村真琴
2005年度日本ジュニアゴルフ選手権競技（女子12歳~14歳の部）で優勝を飾り、2009年プロ入り。国内女子ツアーで一躍注目を集める存在に。興和所属
RIZAP GOLF新宿南口店 トレーナー／クラブアドバイザー 富井大輔さん
トレーナー兼クラブアドバイザーとして、カラダとクラブの両方の動きに注目し、スイングを作り上げるレッスンが好評。PGA ティーチングプロ2007年
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取材・文／清水 晃（メディアサンライツ） 写真／山上 忠
