ゴルフが上手くなりたい!という気持ちは誰よりも強いし、時間を見つけては練習場で少しずつ練習を重ねているのに、なんで上達しないの? といった悩みを抱えている人は多いと思います。ゴルフに対して真剣に取り組んでいるのにもかかわらず、なぜ結果が出ないんでしょうか。
今回は、Regina読者代表として、都内に勤務するOLの木林綾音さんに、ライザップゴルフで体験レッスンをしてもらいました。ゴルフ歴は半年で、ゴルフレッスンが初体験という木林さん。いったいどう変わるのでしょうか?
自分のスイングを見て、いきなりショック!
はじめまして、ゴルフ歴は半年の新米ゴルファー・木林綾音と申します。まわりの仲間からの誘いもあって、今年に入ってからゴルフを始めたばかりなのですが、なかなか上達しないので、今とても悩んでいます。
多い時は週2〜3回は練習場へ足を運び、一日400球ぐらい打つことありますが、基本は独学で、これまでレッスンを受けたことがありません。そんなとき、Regina編集部の方から「ライザップゴルフで体験レッスンをしてみませんか?」というお話をいただき、今日はとても楽しみにしてきました。
RIZAP GOLF立川店を訪れると、トレーナーの満留一瑳さんがお出迎え。私のレッスンを担当してもらうことになりました。爽やかな笑顔が素敵でイケメンなトレーナーさんでした!(笑)
さっそくレッスンルームに入ると、中は天井が高く広々とした空間に、奥にはシミュレーションゴルフができる大きなスクリーンがありました。聞けば、ライザップゴルフでは、すべてのゲストの方はこのような個室でマンツーマンレッスンをされているということで、これなら他人の目を気にせず、レッスンに集中できる環境だと思いました。
今日のレッスン内容ですが、今ドライバーの悩みを抱えているので、まずはドライバーショットを見てもらいました。しっかり当たれば200ヤードぐらい飛ぶこともありますが、方向が不安定だったり、時にはチョロして20ヤードしか飛ばなかったり……。まずはいわれたとおり、何球かボールを打ってみました。
満留トレーナー「おつかれさまでした。以前スキーをされていたということで、下半身が安定していて、スイングに力強さがあってとてもいいですね。これはゴルフに必ず生かせると思います。では、まず木林さんのスイングではカラダやクラブがどのように動いているのか、この映像で確認してみましょう」
そういって、目の前にあるディスプレイに私のスイング映像が映し出されたのですが、それを見た瞬間、顔から火が出るほど恥ずかしくなりました。だって、私が想像していたスイングと実際のスイングはかなり違っていたんです。それはもう本当にショックでした。
スイングの正しい動きを知るとミス激減!
トレーナーの満留さんは、私のスイングの何がいけなかったのかを的確にアドバイスしてくれました。最初の課題は、左足一本でしっかり安定したフィニッシュの姿勢を取れるようになること。それがスムーズなスイングを作り出すための必要な動きになるそうです。
体勢を補助してもらいながら正しい動きが分かってくると、徐々に理想的なフィニッシュの姿勢を取れるようになりました。たったこれだけのアドバイスでクラブが最後まで楽に振り抜けるようになったのは驚き! これまでスイングの正しい動きを知らなかった私にとって、完全に目からうろこ状態でした。
次は打点の確認でした。これまで何となくボールの横にヘッドを置いて構えていた私は、ネック側に当たるミスを連発していたらしく、ミート率が極端に下がってしまい、そのため飛距離を大幅にロスしているということでした。
一般的にドライバーヘッドは、インパクトする瞬間にトウダウン(ヘッドのトウ側が下がる現象)が起きるため、これを踏まえて多少トウ寄りに構える必要があるらしく、トレーナーが教えてくれたとおりに正しいポジションに修正しました。
その状態からスイングを始動すると、まるでクラブが勝手にボールを飛ばしてくれるかような感覚があり、打ち出しが力強くなりました。もう力を全然入れなくてもかなりの勢いでボールが飛んだのは驚きです。
正しいスイングを知らない練習は意味がなかった
そして最後は、チョロが課題になりました。
満留トレーナー「ドライバーはやはり大きく飛ばしたいクラブですよね。それだけに、チョロすると本当に残念な気分になります。だからこそ、ドライバーでチョロするミスは絶対に撲滅しましょう。木林さんがチョロをするのは、上体の伸び上がりが原因です」
トレーナーにそのように指摘されても、私自身はまったく自覚がありませんでした。そこで先ほどと同じようにスイング映像を確認すると、インパクトの瞬間に上体が起き上がり、ヘッドのソール側でボールの頭をたたいている状態でした。なるほど、これでチョロが出ていたんですね。
満留トレーナー「ヘッドの最下点がボールより高い位置にあるので、これではチョロするか、当たってもボールはまったく上がりません。そこでまずはボールを置かず、ティーだけをたたく練習をしてみましょう。スイングしてもティーに当たらない時は、上体がまだ起き上がっているということになります」
最初の何回かは、ティーを打とうと思ってもまったくかすりませんでした。そうしているうちに要領が分かってくると、パチン!という音とともに、ゴムティーをたたけるようになりました。これを何回か繰り返していき、実際にボールを打つと、しっかり当たって弾道が明らかに高くなりました。ドライバーでキャリーが出ると、本当に気持ちいいものですね。
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今回ライザップゴルフで体験レッスンを受けたら、ゴルフ練習そのものの考え方が大きく変わりました。これまではとにかくいっぱいボールを打とうと思っていましたが、練習は量をこなすのではなく、正しいフォーム、つまり質が重要であることを知りました。
ミスショットが出てしまうのは原因がありますが、私を含めて多くのアマチュアゴルファーは、その原因が何なのかは分かりません。しかし、ライザップゴルフのトレーナーのように、どうすればミスショットをなくせるのか、正しいスイングの動きとはどういうものなのかを客観的にアドバイスいただきながら練習すれば、もっと効率良くレベルアップできるような気がしました。
やはり、ゴルフは独学で練習してもダメですね。今年は自分のスイングを理想のスイングに近づけることを目標にしました。これからは真剣にレッスンに通って、上達できる練習に取り組みたいと思います。その時はライザップゴルフさん、よろしくお願いします(笑) トレーナーの満留さん、ありがとうございました。
<次回はフェアウェイウッド編をお届けします>
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取材・文/清水 晃(メディアサンライツ) 写真/山上 忠