社内でゴルフ大会!本社から偉い人が来ます。英語が通用するゴルフ場なんてある?

企業に務めていると、日本社内の幹部や取引先の方から、海外の上層部の方々がゲストとして参加するゴルフコンペのセッティングを頼まれた経験はありませんか。言語や文化の違いを理解し柔軟に対応できる施設を選べば、新たな絆作りの大きなチャンスにも。そこで外国人のゲストにも十分な対応が可能で、高水準のサービスが望めるゴルフ場を選ぶためのポイントを紹介します。

◆海外ゲストにおもてなし! 英語対応ゴルフ場を見極めるポイント

まず何よりも、フロント、プロショップ、レストランなどの施設で、英語に対応したスタッフが配置されているかが重要です。チェックインから会計、オーダーに至るまで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。とくに英語に対応できるキャディがいれば、ラウンド中のルール説明やコースマネジメントのアドバイスを十分に受けられ、安心してプレーできます。

またコース内の案内表示や施設の説明、ローカルルールブックなどが英語で記載されているかどうかも大切。分からないことがあっても文章で確認できるため、スムーズな進行が可能になります。

その他にも、クラブやシューズなどのレンタル品の用意があると便利。注意点は欧米と日本ではクラブの仕様が異なる場合があることです。ゴルフ場に確認し、レンタルクラブの種類がわかっていれば、来日する前にゲストにお伝えしておくと親切でしょう。確認して問題なければ持参する手間が省けます。さらに、練習場やアプローチ・パットエリアなどの練習施設が充実していると、慣れない海外でのラウンド前の身体の整え方やスタンス、アドレスのチェックができて安心です。

もうひとつ覚えておきたいのが、ゴルフ場内で使用できるfree Wi-Fi。ラウンド中でもルールを調べたり翻訳アプリを活用したり、万が一英語対応が難しいゴルフ場でもスマホが使えたら便利です。忘れずに確認するようにしましょう。もし、英語対応のゴルフ場が見つからなくても、通訳会社から通訳を派遣してもらうことも可能です。ただし、プレーせずに通訳としてラウンドに同席するだけでも料金は満額請求が一般的なので注意してください。

ゲストへ伝える注意点と覚えておくべきこと

日本のゴルフ場では、到着からラウンド、食事、帰路まで全てが細かく決められた流れに沿って進行します。来日する方に事前に説明しておくのを忘れないようにしましょう。

到着時には、キャディがゴルフバッグを預かり、会計用の番号付きロッカーキーを渡されます。開始10分前にはスタートホールに集合する必要があるので時間に注意しましょう。

ラウンド中は、ゴルフカートの使用が義務づけられ、原則フェアウェイ走行は禁止されています。最近まで日本ならではのキャディサービスが受けられるのが魅力でしたが、現在は選択制やセルフプレーのゴルフ場がほとんどです。昼食は決められた昼食時間に合わせ、9ホール終わりでクラブハウスを行き来します。

ラウンド後は、シャワーや大浴場、レストランなどの施設を自由に利用できます。最後にその日のプレー代や飲食代などをまとめて一括精算する流れが一般的です。日本のゴルフ場では細かいエチケットやルールがありますが、事前に流れを伝えることができれば、ストレスなく快適なプレーが楽しめるでしょう。

社内であっても外国人ゲストを迎えるゴルフ大会の開催は、企業の成長にとっては重要な機会です。ゲストに楽しんでもらえることを第一に考え、ゴルフ場を選定してみてはいかがでしょうか。

取材・文/夢書房

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