日本人観光客に人気のビーチリゾートであるバリ島。島内にはゴルフ場や練習場が点在していますが、観光の拠点となるクタやスミニャックから一番アクセスしやすいのが「Bali Airport Driving Range」です。今回は、空港の滑走路を横に見ながらプレーできるという、ユニークな立地にあるゴルフ練習場を紹介します。
空港の真横で楽しむゴルフ練習場
観光の拠点となるクタからバイクタクシーで約20分。デンパサール国際空港の滑走路が真横に位置する場所に、Bali Airport Driving Rangeはあります。到着してまず目に入るのは、空港の外周フェンスと、その向こうに見える旅客機の姿。青い屋根の建物が練習場で、アプローチ練習場も併設されています。
ゴルフ練習場の料金システムと設備について
練習場の料金システムは時間帯によって変動します。朝8時から15時までは100球で10万ルピア(約1000円)、16時から閉店時間までは100球で13万ルピア(約1300円)となっています。レンタルクラブは男女で料金が異なり、男性は1本3万5000ルピア(約350円)、3本セットで10万ルピア(約1000円)。女性用クラブは1本5万ルピア(約500円)です。この練習場でドライバーショットは禁止されていないものの、男性用のドライバーは貸出ししていなかったので注意が必要です。
施設内には小さなショップも併設されており、ゴルフウェアやグローブ、クラブなども販売しています。またショップの隣にはカフェもあるため、練習の合間に軽食をとることもできます。
練習場の利用客は意外にも東アジア系の方が多く、地元の人たちよりも観光客が中心のようでした。スタッフは英語が堪能で、クレジットカードでの支払いにも対応しているため、海外からの観光客でも安心して利用できます。
芝生打席で実践的な練習が可能
またこの練習場では、打席だけでなく芝生エリアからもボールを打てることがわかりました。打席で練習していると、芝生から打っている人の姿を見かけたので、スタッフに確認したところ「芝生からの練習もOK」とのこと。日本ではなかなか体験できない練習スタイルに興味を持ち、自分も実際に挑戦してみました。
芝生エリアではボールを直接芝の上に置いて打つため、ダフってボールが飛ばないことも何度かありましたが、より実践的な練習ができました。ただしバリ島の日差しは強烈なため、屋根のない芝生の場所で練習する場合は、早朝か夕方の時間帯に利用するのがいいでしょう。
夕焼けと飛行機を眺めながら練習を楽しもう
バリ島には他にも室内ゴルフ施設やより充実したゴルフ練習場もありますが、Bali Airport Driving Rangeは何度も通いたくなる魅力があります。
打席からは西向きにボールを打つため、夕方には海に沈む夕日をバックに練習を楽しめます。目の前で飛行機が離着陸する様子を眺めながらのショット練習は、非日常な体験となることでしょう。観光の中心地クタからのアクセスも良好なので、バリ島を訪れた際はぜひ一度訪れてみてください。
取材協力:Bali Airport Driving Range 撮影:山本峻