帰宅後さっそく、契約した保険会社のコールセンターに電話。すると、
- 合計パー36以上のコースで9ホール以上プレーしたか
- 同伴競技者と、それ以外の目撃者がいたか
- 目撃者(キャディさん)は、打った瞬間からカップインした瞬間まで見ていたか
- 証明書の有無
などを聞かれました。
ちなみに、私の入った年間3000円の保険では、ホールインワン・アルバトロス費用補償の保険金上限が10万円でした。
補償内容を聞くと、
- 祝賀会費用(参加者全員分。本人だけはNG) 回数制限はなし
- 記念コンペの費用(参加者全員分。本人分だけはNG)
- キャディへのご祝儀(領収書は必要ないとのことで、知っていたら、あの日のキャディさんにご祝儀を差し上げればよかったと、後悔しました)
- 記念品に使った代金
- 記念植樹代
- オリジナルデザインや名入れのクオカードなど、額面以上に費用が発生する記念品
- QUOカードなどに名前などを入れて配るような、カードの金額以上の費用がするものであればOK
NGは、
- 金券
- 記念品として一般的に考えられないもの。たとえば高級すぎたり、野菜やトイレットペーパーなどの生活必需品はダメ
また、キャディさんへのご祝儀以外は、あて名が本人の個人名、但し書きが「ホールインワン記念××(祝賀会費用や、記念品作成費用など)として」と書かれた領収書が必要とのことでした。
面倒なようですが、保険金詐欺を防止するためと考えれば、納得です。
後日、請求に必要な書類を一式送ってくれるとのことで、「できれば半年以内に請求してほしい」といわれました。
さて、“なにかいろいろ”をどうするか。10万円でできることは限られているけど、その範囲でできることを考える時間は楽しかったです。こんな時間をもてたのも、ゴルファー保険のおかげですね。
まず思いついたのは記念品。いろいろ検索すると、カジノチップマーカーやネーム入りボール、グリーンフォーク、オリジナルラベルのワイン、中にはトロフィーなんてちょっと自分用に欲しくなる物もありましたが、“誰でも使える消えモノ”をチョイス。1枚約1000円で作れる500円分のオリジナルQUOカードを10枚、注文しました。
残りの費用は、仲間たちとちょっといい居酒屋での祝賀会に充て、その場でQUOカードを配りました。
居酒屋とQUOカードのトータルで、10万円を少し超えるくらいの出費でした。
後日、ホールインワン証明書と、かかった費用の領収書ほか、保険会社から送られてきた必要書類一式をそろえて郵送。2週間ほどできっちり10万円が振り込まれました。
なんだかとても得した気分。保険に入っていなかったら、“なにかいろいろ”は自腹なわけだし、そうすればせいぜいQUOカードを作る程度で終わっていたかも。
ゴルファー保険よ、ありがとう! 再びホールインワンが出るとは思えませんが、確率はゼロではありません。
最大の目的は「他人にケガをさせてしまった時」のためですが、今後もゴルファー保険には入り続けようと思います。
※以下、ホールインワンすると記念品がもらえるメーカーもあります。もちろん条件付きですが!
取材・文/たかはしよし子 ※情報は2020年8月現在のものです。保険請求に関する手続きや保険金額などは、事例によって異なりますので、詳しくは保険会社の約款等をご確認ください。
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