【ゴルフ会員権】第120回　ＰＧＭ武蔵ゴルフクラブ（埼玉県）

2024.12.1
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会員権

「会員権の購入を考えているけど、一体どのコースを買うのが一番いいの？」こんな悩みを抱えている女性ゴルファーは多いといいます。そこで、編集部が厳選したオススメコースの“本当に知りたかった情報”をお届けします！（文・滝田真理）

高級志向の人は要注目！　立地、メンテ、ホスピタリティも文句なし

どのホールも見通しがよくフェアウェイ幅ゆったり。隅々まで手入れの行き届いたコースをレベルに合わせて楽しめる。写真は緩やかな左ドッグレッグで距離長めの5番パー4（Black451y～Red349y）

コースもハウスも高品質。予算はトータル500万円台前半～

関越道・坂戸西スマートICから約10分の好立地で、高低差が少なく地形にも恵まれた丘陵コース。1990年に富士銀行系列の高級法人会員制クラブ『武蔵富士カントリークラブ』として開場し、2020年からＰＧＭ系列に。翌年からはハイグレードブランドのＧＲＡＮＤ　ＰＧＭ（グランＰＧＭ）に加わっています。

コース設計はプロゴルファーで設計家としても小樽カントリー倶楽部、鹿島の杜カントリー倶楽部など50コース以上を手がけた安田幸吉。オーソドックスながら景観やハザードに趣向を凝らした18ホールがバランスよくレイアウトされており、トリッキーなホールは1つもありません。

ホール間のインタバルが短く、OBやペナルティエリアも少なめ。当日のコンディションによりますが基本的に乗用カートのフェアウェイ乗り入れもOKです（冬季を除く）。練習施設はアプローチ＆バンカー練習場があり、プラクティスレンジは20ヤード・10打席（屋根付き）と小ぶりですが、今後改修を予定（時期未定）しているそうです。

8番（345～271y）。距離短めのパー4だがグリーン手前の池で戦略性を高めている

16番（351～270y）。こちらも距離短めのパー4。ガードバンカー群があり、戦略性高め

来場者を迎えるハウスのエントランスホール

高級法人会員制クラブとしてスタートしただけあって、クラブハウスもエレガント。飾り立てた豪華さとは違った、重厚で落ち着いた雰囲気が漂っています。メインダイニングでは素材や調理法、器など細部までこだわったGRAND PGM限定のメニューを提供。ロッカールームや大浴場などもゆったり造られていて、1日を快適に過ごすことができます。

直近の個人会員数は正会員712名。東京都在住者が最も多く全体の60％を占め、以下、埼玉県在住24％、神奈川県在住7％と続きます。会員数が少ないためスタートは取りやすく、土日祝は全時間帯がメンバータイムです（ただしプレー日1カ月前に空き枠がある場合は一般公開に切り替わる）。加えて会員はグループゴルフ場の優待や住居移転サポート、追加入会サービスなどのＰ－ＣＡＰ特典プログラムを利用可能。また、同伴者向けには3,000円割引優待券（15枚綴り）を年2回配布しています。ネックは競技で、月例杯などのクラブ主催競技が行われていません（プライベートコンペやイベント開催はあり）。競技志向のゴルファーは注意が必要です。

ＰＧＭでは2024年12月1日～2025年3月31日に20名限定、募集金額550万円で追加募集を実施中です。名義書換の場合、会員権業者を通すと予算総額500万円台前半で推移しています（名義書換料165万円、年会費11万円含む。金額はすべて税込）。

アクセスがよく予約が取りやすい。メンテナンスやスタッフの評判もいい。使い勝手のよさが光るハイクラスなゴルフ場。予算が許せば一考の価値ありといえるでしょう。