これだけは覚えてからラウンドへ行こう!ティーペグのマナー【初心者ゴルフマニュアル】

一般的に、ゴルファーの間では「ティー」と呼ばれているティーペグ。種類が豊富なうえに形や長さもさまざまで、一体どれを選べばよいのか迷ってしまいますね。どんなティーペグを使えばいいのか、またティーペグにもマナーがあることをお伝えしていきます。

イメージ画像/Adobe stock

ティーペグとは?

改めておさらいを。通常「ティー」と呼ばれ、ティーアップするために使われる木製やプラスティック製のもの。ドライバー用はロングティーを使用し、それ以外のフェアウィウッド、ユーティリティー、アイアンのティーショットにはショートティーを使用します。

その中間の長さのミドルティーもありますが、最初はロングティーとショートティーの2種類を用意すれば十分です。

ティーペグの種類

以前は木製のティーが一般的でしたが、最近ではボールを置く部分にタコ足のような突起のついたものや、ティーのヘッド部分が伸びて360°稼働する首振りタイプ。またブラシになった上にボールを置くタイプなど、趣向を凝らした製品が次々に登場しています。

ゴルフ規則(日本ゴルフ協会「用具規則」)にティーについての規定も記されていますが、基本的にはティーの長さが極端に長いものや、飛距離、方向性などに大きな影響が出ないティーであれば、好みに合わせて好きなものを選べばOKです。

ちなみに、用具規則におけるティペグの規定はこちら。

ティーとは球を地面から高く置くためにデザインされた機器である。
ティーは下記のようなものであってはならない。
• 4インチ(101.6ミリメートル)を超えるもの。
• プレーの線を示すことができるようにデザイン・製造されている
もの。
• 球の動きに不当に影響を与えるもの。
• その他、ストロークをしたりプレーする上でプレーヤーの援助と
なるもの。

注:プレーヤーがプレーの線を示したり、その他の方法でプレーヤー
のストロークを援助するような方法でティーとティーを並べたり、紐
でつなげないことを条件として、芝の状態が厳しい場合の例外とし
て、紐でつないだティーや紐でつないで地面に固定したティーをラウ
ンド中に使うことができる。(日本ゴルフ協会「用具規則」より引用)

ティーペグのマナー

ティイングエリアにはティーマーカーと呼ばれる目印があり、ティーを刺せる位置はティーマーカーの間と、ティーマーカーを結んだ線よりも後方2クラブレングスと決まっています。

広々としたティイングエリアであっても、自分がティーショットを打つまではティーアップせず、自分の順番が来たらすぐにティーアップできるように待機するようにしてください。

以前、木製のティーが多かった理由のひとつに、木は自然に返る素材だからということがありました。最近のティーはプラスティック製のものが大半です。コース整備の芝刈り機の刃を損傷することもあるため、なるべく探して拾うことがマナーとなっています。

ティーアップの所作は意外に大切で、もたつくと少しカッコ悪いもの。またその後のプレーのリズムが崩れてしまうことにもなるため、注意が必要です。ティーペグの注意する点やマナーを覚えて、スマートなティーショットを打てるように慣れていきましょう!

◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん

某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。

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