こんにちは、ティーチングプロの藤井ミサトです。ビギナー女子ゴルファーのための、マナー講座。2回目は「ゴルフ場に到着してからスタート前のマナーについて」です。長い一日をご一緒するゴルフでは、この朝の過ごし方こそが、第一印象を決定づける、いちばん大事な瞬間と言っても過言ではありません。「モテ」になるか「非モテ」か…、失敗しないための3つの朝の過ごし方のポイントをお伝えします!
Lesson 1: ゴルフ場到着は1時間前!全員に挨拶で笑顔をインプット!
第一印象を決定づけるいちばんのポイントは、ずばり「挨拶」です。最初のミッションは、一日ご一緒する方々に、自分から挨拶して、「私=笑顔」という記憶を同伴者の皆さまに強く焼き付けること!
コンペの場合、コロナ禍で表彰式やアフターパーティを行わないことも増え、朝イチがコンペ参加者全員と挨拶できるビッグチャンスです。「おはようございます」「今日はよろしくお願いします!」…から、会話が弾むとあっという間に時間は過ぎてしまいますので、少なくとも1時間前にはゴルフ場に到着するようにしましょう。誰かの車に乗せてもらう時は、時間設定は運転手さん次第になってしまいますが、もしギリギリ到着になりそうなら、朝からゴルフウェアを着てきて時間短縮するなど、とにかく朝の社交場は逃さない作戦を練るべし、です。フロント近くやロッカールーム、マスター室前や練習場…など、皆さんを“出待ち”するくらいの気合いでいきましょう。
Lesson 2: 30分前には何が何でもカートへGO!キャディさんを味方にすべし
朝の到着と同じくらい重要なのが「スタート30分前」です。このタイミングで、必ずカートに行くようにしましょう。…というのは、同伴者の方々も大体同じくらいにカートにクラブを取りにきたり、荷物を置きに立ち寄ったりしますから、まだご挨拶できていない方々と会う第2のチャンスなんです。ティーイングエリアで初めて会うと、せっかく早く来ていたとしても「今までどこにいたの?」「ギリギリに来たの?」と、ルーズだと誤解される可能性大。ここで一度会っておき、「時間配分もしっかりしている」ことを、アピールです!
それから、スタート前にはゴルフ場の方が“クラブ確認”をします。なので、30分前にカートに立ち寄り、クラブ確認も済ませましょう。キャディさんがいる場合は、もちろんキャディさんにも笑顔で挨拶。キャディさんは、ラウンド中にたくさん助けてくれる頼れる味方です。名前と顔を覚えてもらって、自分がよく使うクラブなどもお伝えしておくと、1日ハッピーにラウンドできますよ!
Lesson 3: 最後の社交場、練習グリーンへ!
スタート10分前までにはティーイングエリアに移動しますが、それまでの社交場としてオススメなのは練習グリーンです。「時間がなくてもパターくらいは練習しようかな」という方々も多く、挨拶をしそびれた人たちと会える最後のチャンスです。
ボールを3球くらい持って練習グリーンへ。もし混んでいたら、他の方が使っているカップ周りは邪魔せずに、「お疲れ様でーす」と挨拶を済ませた後は、ちょっと離れたところへ移動。ティを刺したり、ボールを置いたりして、そこを狙う練習をしましょう。10歩くらいの距離から始めて、5歩、3歩…と、どんどん近づいて、15センチくらいの短い距離を成功させたら終了です。
実はこの練習、「今日は入る!」と安心できるだけでなく、ちょっと“玄人的”な練習をしている姿を見せることで、気になる男性陣が「プロみたいな練習しているね!」と、自ら声を掛けてきてくれる、魔法の練習法なんです。練習グリーンは“混んでいる方がラッキー”かもしれませんよ♪
以上、今回は、スタート前の時間軸と共に、コンペでの挨拶編をお伝えしました。次回は、いよいよコースへ! お楽しみに!
◆教えてくれたのは/“ゴルフマナーの伝道師”藤井ミサト プロ
藤井ミサト プロ/9歳からゴルフを始め、ツアープロを目指すも断念。しかし、人生に一度きりのゴルフLIFEを生涯楽しんでもらいたいという志のもと、県庁秘書の肩書からJLPGA A級ティーチングプロに転身、「MISATOオンラインサロン」を開設。メディアにひっぱりだこの人気プロに。世界中どこにいても繋がることのできるゴルフサロンは、性別もゴルフレベルも問わずゴルファーに大好評。オンラインサロン(https://misato-golf.com/)Instagram(@misato_golf)
取材・文/REMIQUEST