こんにちは、ティーチングプロの藤井ミサトです。5回目のビギナー女子ゴルファーのためのマナー講座は「レストラン編」です。コロナ対策で黙食推奨中ではありますが、やっぱりランチタイムは同伴者の皆さんとゆっくり過ごせる、楽しい時間のひとつです。
とは言え、もしそこに気になる男性がいたならば、ハーフ休憩は「休憩」ではありません!これはいわば、ランチデートのお試し版。次のデートに誘われるのは、この約1時間にかかっています。今回は、時間配分やメニュー選びなど…、とっておきのレストラン攻略術を伝授します。
Lesson 1: メイク直しはほどほどに、まずはレストラン直行!
気になる男性への本気度が高ければ高いほど、前半ハーフで乱れた髪やメイクの崩れが気になるもの。しかし、絶対にNGなのが、レストランで男性陣をお待たせすることです。
基本的にレストランでは、みんなが揃うまでオーダーを待っています。そんな時に、長時間お待たせした挙句、完璧メイクで登場したら、前半ハーフで燃え始めた火も一気に消火です。ちょっとテカった肌でも、急いで来た方が好印象なんです。ペッタンコになった髪には、オシャレヘアピンやシュシュなどを持っていると、かわいくごまかせるのでオススメです。
とにかく、ハーフが終わったら、手を洗うなど最低限のことをサッと済ませて、急いでレストランへ向かいましょう。「ちょっとお化粧室行ってから急いで行きます」とひと言伝えられたら、なおベター。できれば5分圏内が目標ですよ!
Lesson 2: 乾杯派?食後まったり派?ドリンクのオーダーをチェック
ゴルフは朝が早いせいか、ランチタイムは結構お腹がペコペコ。お肉やラーメン、カレー…ガッツリメニューを速攻オーダーしたいところですが、慌ててはいけません。オーダーを取りに来た時に「お先にどうぞ」と譲るのは、ゴルフ場に限らず身に付けたいマナーですが、実は、順番を譲って知りたいのは、「飲み物」です。皆さんが飲み物を頼むか、頼まないか。そして何を頼むのかを、先にオーダーしてもらい、要チェックするのです。
もしビールなどを頼むなら「最初に乾杯派」。ホットコーヒーなどなら「食後にまったり派」など、飲み物のオーダーから、相手の傾向を素早くキャッチ。それに合わせて、最初に一緒に乾杯できそうなドリンクか、食後に飲みそうなものを自分もオーダーしましょう。「私も〇〇頼みます!」など、さりげなく一言添えてオーダーすれば、“一緒に楽しもう”とする気持ちが自然に伝わります。お料理が来る前の時間や食後の時間も100%楽しんで、疑似ランチデートを堪能してくださいね。
Lesson 3: レストランを出るタイミングで、「できる女」をアピール
ハーフ休憩の時間が何分くらいあるかは、その日のゴルフ場の混み具合によっても変わりますが、後半ハーフのスタート時間を聞いたら、所要時間を瞬時に計算。それによって、ランチは何を食べるか、何時ごろにはレストランを出るかを素早く計算しましょう。
スタート10分前にはティーイングエリアにいたいので、スタートホールが遠い場合も考えて、15分前くらいにはカートの近くに行きたいもの。さらにはスタート前にお化粧室にも行ってメイク直しやバイザーもかわいく装着するならば、レストランを出るのは、少なくともスタート20分前。しっかりその時間を頭にインプットして、時間になったら「私、お化粧室寄ってから行きたいので、先に失礼します」と席を立ちましょう。そうすれば、「この子、時間配分しっかりしているな」と、“仕事もできる女”の称号もゲットできますよ!
以上、今回は、レストランでのマナーをお伝えしました。メニュー選びや時間配分を工夫して、“また一緒にご飯に行きたいな”、と思ってもらえるランチタイムにしてくださいね。次回は、最終回。帰り道のマナーです。お楽しみに!
◆教えてくれたのは/“ゴルフマナーの伝道師”藤井ミサト プロ
藤井ミサト プロ/9歳からゴルフを始め、ツアープロを目指すも断念。しかし、人生に一度きりのゴルフLIFEを生涯楽しんでもらいたいという志のもと、県庁秘書の肩書からJLPGA A級ティーチングプロに転身、「MISATOオンラインサロン」を開設。メディアにひっぱりだこの人気プロに。世界中どこにいても繋がることのできるゴルフサロンは、性別もゴルフレベルも問わずゴルファーに大好評。オンラインサロン(https://misato-golf.com/)Instagram(@misato_golf)
取材・文/REMIQUEST