【ゴルフ用語・例文32選】ラウンドで会話が弾む、頻出ゴルフ用語の使い方

ラウンドで使われるゴルフ用語には独特なものも多く、初心者のうちは戸惑うことも多いはず。ゴルフ初心者に送るゴルフ用語集、今回は知っておきたい基本のゴルフ用語&例文を、よく使われるシチュエーションと合わせてご紹介します。プレーだけでなく、ラウンド中の会話もスマートにこなして、ワンランク上のゴルファーを目指しましょう!

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行

◆ア行

アゲてる【ティーイングエリア】:「風強いね~!」「この辺、アゲてるね!」

向かい風(アゲインスト)のこと。風に押し戻されて飛距離が落ちるので、クラブの番手を上げるなどの対策が必要になります。

アゴ【バンカー】:「バンカーのアゴが高くて、ちょっと厳しい!」
バンカーのフチの傾斜の強い部分のことで、高低差が大きいときに「高い」という。ボールを高く打たなくてはならないので、難易度が高い!

アンジュレーション【パッティンググリーン】:「アンジュレーションがきついグリーンだね」
アンジュレーションとは、起伏のこと。このうねり幅がきつい(大きい)と、パッティングの難易度が上がるため、グリーンのどこにオンするかも重要です。

OK【パッティンググリーン】:「この距離なら、もうOKだよ!」
カップの極めて近くに止まったボールに対して、同伴者が次の1打で間違いなく入るだろうと判断して入ったことにすること。スコアを数える際には、1打プラスすることを忘れずに。

押し出し【パッティンググリーン】:「押し出しちゃった…」
右にボールを押し出してしまうミスショットのこと。逆に左に押し出すのは「ひっかけ」。カップまでの距離に関係なく、打つ前の集中力が大切です!

オナー【ティーイングエリア】:「スタートホールのオナーを決めなきゃね」
ティショットを最初に打つ人のこと。スタートホールはクジなどで決め、2ホール目以降は前ホールでスコアが良かった順に打つのがルール。その際、上下関係など気にせず公平に!

◆カ行

感じ【ジェネラルエリア】:「感じ出しすぎ!」
打つ前の素振りも良くて、いい場所につけそうな「感じ」を醸し出していたのに、いざ打つと失敗…。ツッコまれても仕方ない(笑)!

刻む【ジェネラルエリア】:「ここは刻んだ方がよさそうだよ」
グリーンまで距離がある場合などに、安全な地点をたどって行くこと。1打で一か八か勝負をかけるのではなく、2打で確実に行ける方を選択するのが、結果的に良いことが多いのです。

キャリー【ティーイングエリア】:「キャリーだけでかなり行ったんじゃない?」
打ったボールが地面に落ちるまでの距離のこと。ボールが止まる位置はキャリー+ランのトータルなので、この2つを計算しながらクラブを選択し、プレーするのが理想!

◆サ行

暫定球【ティーイングエリア】:「念のため、暫定球(ざんていきゅう)を打っておいてください」
ショットしたボールがOBや紛失の可能性がある場合に、打ち直しの時間のロスをなくすため、その場からもう一度打つ球のこと。

シャンク【ジェネラルエリア】:「シャンクが出た~!」
クラブの根本部分(ヘッドとシャフトの接続部分)で打ってしまうミスショット。ボールは右に飛び出す。

順目【パッティンググリーン】:「そちらからは順目です」
芝生の生えている方向を「芝目」といい、まっすぐ生えることはなく、だいたいどちらかに傾いている。「順目」とは打ち出す方向に向かって生えていることで、転がりやすい。反対は「逆目」といい、抵抗があるため転がりにくい。

◆タ行

ダフる【ジェネラルエリア】:「力みすぎてダフっっちゃった」
ショット時にクラブヘッドがボールの手前に入ってしまうこと。意図した距離が出ないうえに、地面を叩くので手首を痛めることも…。

チーピン【ジェネラルエリア】:「チーピン出た」
打ってすぐに左の方へ曲がってしまうフックボールの一種。曲がり幅が激しく、逆「く」の字のように飛んでいく。

チャックリ【ジェネラルエリア】:「寄せワンのつもりで打ったアプローチが、チャックリした…」
短いアプローチショットで、ボールの手前をたたくこと。ダフリと同じ意味ですが、こちらはグリーン周りで使用。

ディボット【ジェネラルエリア】:「せっかくフェアウェイキープしたのに、ディボットに入っちゃった!」
ショット時に芝生が削り取られてできたくぼみ。そこに入ると、ボールが地面より沈むので、クラブの芯をボールに当てづらく難しい。

デベソ【ティーイングエリア】:「その場所にティをさすと、デベソだよ」
ティマークの外側の先端を結んだ線よりも、前方でティアップすること。ギリギリに置いたつもりが、ティマークの距離や向きによって、気づかずにはみ出していることが多いのでご注意!

テンプラ【ティーイングエリア】:「ありゃりゃ…テンプラだ」
ウッドのクラブヘッドの上部にボールが当たってしまい、高く打ち上げてしまうこと。上がるだけで前へは飛んでいかないので、飛距離も出ない。語源は揚げものの天ぷらから。

トップ【ジェネラルエリア】:「トップして、グリーン周りを行ったり来たり…(涙)」
ボールの上部を打ってしまうこと。ボールが低く出てよく転がるので、アプローチ時にやってしまうと、目標をはるかにオーバーしてしまう!

◆ナ行

ノーカン【パッティンググリーン】:「しっかり狙ったつもりがノーカンだったわ~」
パッティングで、距離や方向が全然合っていないこと。カップに入るように見積もったのに、大きくハズしてしまうと落ち込み度も激しい…。

◆ハ行

パーオン【ジェネラルエリア】:「このホールは距離が短めだから、パーオン狙うぞ~!」
そのホールの規定打数よりも2打少ない打数で、グリーンにオンすること。残り2打のパットでパーが取れると想定!

ひっかけ【ティーイングエリア】:「ひっかけちゃった」
ショット時のボールが狙いを定めた方向ではなくて、最初から左へ飛んでいってしまうミスショットのこと。

フェード【ティーイングエリア】:「フェードボールだね」
打ったボールが飛び、落ちる時に右へ切れる球筋(ボールの軌道)のこと。自分の持ち球がフェードボールとわかっているなら、目標よりも左にスタンスを取るなどしてコントロールします。

フォロってる【ティーイングエリア】:「ピンの旗を見ると、フォロってない?
追い風(フォロー)のこと。いつもより飛距離が出るので、その分を予測する。飛びすぎてその先の池などに入ってしまわないように!

ベタピン【パッティンググリーン】:「ベタピン、きたー!」
ショットした球がカップのすぐ側に止まること。ピンにべったりつくという意味。遠くから見て喜んだのに、近くに行ってみると結構距離があった…なんてことも。

◆マ行

マン振り【ティーイングエリア】:「マン振りだね~」
力いっぱいクラブを振る、100%またはそれ以上の力でスイングすること。実は、「振りすぎだよ」を意味したりしなかったり…。

持ち球【ティーイングエリア】:「持ち球が出たね!」
左右どちらかに曲がる(曲げる)、自分の得意とする球筋。自分の持ち球を知ることはスコアアップにも欠かせません!

◆ヤ行

寄せワン【パッティンググリーン】:「寄せワンじゃない!」
グリーン周りからアプローチでボールをカップ近くに寄せて、1パットでカップに入れること。プロや上級者なら、結果パーで上がるという意味。平均的なゴルファーの場合「寄せワンでボギー」という使い方もあり。

◆ラ行

ライン【パッティンググリーン】:「ラインにのってたのに、おしい!」
ボールからカップまでの球の通りをライン(正式名=パットライン)と呼びます。道筋はあっていたのに、もうひと押し足りなかったときは悔しい!

ラン【ティーイングエリア】:「結構ランが出てる!ラッキー!」
ボールが地面に落ちた地点から転がること、またはその距離。前方へ長く転がればそれだけ距離を稼げるので、ラッキーなことも。逆に「ランが出ない」とは転がらないという意味。

ロスト【ジェネラルエリア】:「林に入って見つからないから、もうロストボールでいいや」
プレー中に、OBや林へ入れて無くしてしまった紛失球のこと。探せるのは3分間。その間に見つからなければあきらめましょう。

◆ワ行

ワンペナ【ジェネラルエリア】:「ワンペナで打って」
「ワンペナルティ」の略で、1打罰がつくという意味。コース外プレー禁止区域のOB(アウトオブバウンズ)には1打のペナルティが課せられます。ちなみに2打罰は「ツーペナ」。

※この記事は、Regina掲載特集「イマドキ ゴルフ会話集」を、WEB向けに再編集した記事です。エディター/佐藤繭子

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