あなたはちゃんとわかってる?ゴルフルールクイズ【11】ラウンド中に曲がったクラブ

【回答】マナー的には大NG。ルール上はそのまま無罰で使用できます。

これまでのルールでは、通常のプレー中に損傷した場合に限り残りラウンドでの使用が認められ、クラブを投げたり叩きつけたり…などという、プレーとみなされない破壊行為による損傷は、その用具を続けて使用することができませんでした。

かつて世界のトッププロの試合中にも、ラウンド中に怒りに任せてパターを壊してしまった選手が、その後のラウンドではウェッジを使ってパッティングする、というシーンがありました。

2019年改定ルール、規則4.1「クラブ」においては、4.1a(2)「ラウンド中に損傷したクラブの使用と修理」では、「損傷の内容や原因が何であっても、そのラウンドの残りについては引き続き適合として扱われる」とあり、さらに「そのラウンドの残りでは、プレーヤーは次のことができる」として「その損傷したクラブで引き続きストロークを行うこと。」と続きます。したがって現行ルールでは、クラブが曲がった原因には関係なく、残りのラウンドで使っても良くなりました。

また、4.1a(2)では、損傷したクラブの修理についても触れています。プレーを遅らせたり、ラウンド前からあった損傷を直したりしなければ修理しても良いのですが、ラウンド中の修理はアマチュアには現実的でないため、参考程度に。

新ルールでは、原因に関係なく使用が認められることになりましたが、クラブを投げる、叩きつけるなどの行為は、ルール以前にエチケット、マナーの面で大問題。用具に傷がつくだけでなく、ゴルフ場のグリーンや芝を傷つけたり、ラウンドの雰囲気も最悪に。絶対にやめましょうね。

参考URL:JGA公式サイト

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