ゴルフのルールや細かいものが多、なかなか覚えきれませんよね。デキるゴルフ女子になるために、ゴルフルールをクイズ形式で出題。しっかり把握して、ゴルフ上級者をめざしましょう!
【問1】誤球でプレーしてしまった! 2回も打ってしまったけどペナルティは…?
深めのラフに入ったボール。なんとか見つけだして慌てて打ったのですが、チョロ…。気を取り直してもう一度打ったところで、同伴競技者から声がかかりました。「ここにもボールがあるよ!これがあなたのボールじゃない?」。見てみると、間違いなくそちらが自分のボールでした。さっき2度も打ったボールは誤球だったのです。2度×2打罰で合計4打罰!?
【問2】時間つぶしにチップショットの練習…これもダメなの?
一組前のティーショットが終わったばかりのティーイングエリアで、時間つぶしにチップショットの練習をしたところ、同伴競技者から2打罰ではないかとクレームが。そういえばラウンド中の練習はできなかったような? ルールではどうなっているの?
↓↓正解は……!↓↓
【回答1】正解は2打罰。誤球に対するストロークはカウントされません。
ゴルフ規則6.3c「誤球」より、6.3c(1)「誤球でストロークを行う」の項目には、「プレーヤーは誤球に対してストロークを行ってはならない」とあります。これは当然として、
・ストロークプレーでは、プレーヤーは元の球をあるがままにプレーしてプレーを続ける、または規則に基づいて救済を受けることにより誤りを訂正しなければならない。
・ 誤球に行ったストロークと、誤りが訂正されるまでのストローク(行ったストロークと単にその球をプレーしたことに対する罰打を含む)はカウントしない。
と続きます。
つまり、ストロークプレーの場合、誤球に対するプレーは、何回ストロークしたかに関わらずノーカウントとして、一般の罰の2打が課せられるのみとなるのです。誤球は少しの注意で防ぐことができます。自分のボールには自分専用のマークを付けておき、ストローク前には必ず確認するように習慣づけておきましょう。
【回答2】無罰!練習をしてもいい場所があるんです!
ゴルフ規則5.5「ラウンド中、またはプレーの中断中に練習すること」の5.5b「ホールとホールの間の練習ストロークの制限」には、「ホールとホールの間で、プレーヤーは練習ストロークを行ってはならない」と記載されています。しかし、これには例外があります。
「プレーヤーがパッティングやチッピングの練習をすることが認められる場所」として、
• 終了したばかりのホールのパッティンググリーンや練習グリーン(規則13.1e参照)
•次のホールのティーイングエリア
上記の場所やその近くでパッティングやチッピングの練習をすることができると定められています。
したがって、ルール場、これからプレーするティーイングエリアでチップの練習をすることは認められています。プレーの遅れを作る原因にならないよう、マナーと安全に注意してボールを転がす程度の練習は問題ありません。ただし、ローカルルールで練習を禁止している場合もありますので、競技などに参加する場合は注意してくださいね。
参考URL:JGA公式サイト