銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
「カートでのタバコ、やめてほしい!!」
ゴルフ場でのタバコについて、煙もニオイも苦手なので、できれば吸ってほしくありません。さすがにハウス内は分煙されているゴルフ場が増えましたが、コース内は禁煙ではないので文句はいえず……。
でも、毎ホール一本ペースで吸ったり、カート内でも吸い続けたり、中には風下の私に思いきり煙がかかっても平気な顔をしてる方も少なからず……。せめてカート内だけでもやめていただきたいのですが、どうやって伝えればカドがたたずにわかってもらえるでしょうか。ママ、助けて!
(旅行会社勤務・ユッコ 36歳 既婚 ゴルフ歴 6年)
禁煙が進む今の時代、意思を伝えても許されるのでは
そうそう、カートってタバコの煙、まわるのよね。ニオイも髪や服につくし。すごくわかるわー。
私は、バーという商売をしているからタバコには慣れてはいるけど、あなたの気持ちには同意する。ティイングエリア周りとか、自分から離れて煙を避けられる場所なら対処できるけど、カートは身動きがとれないからね。かといって、喫煙者とはゴルフしない、ともなかなか言えないのが現実。
ただ、東京都受動喫煙防止条例が制定されたり、全面禁煙する飲食店もどんどん増えている今の時代。タバコが苦手なことを自分から伝えても、昔ほどカドが立たないと思うの。
キツイ言い方にならないよう、言葉を選びましょう
私だったら……スタートするときに
「タバコ、お吸いになりますか?」と、問いかけてから
「申し訳ありませんが、私、非常にタバコが苦手なんです。もちろん、吸っていただいて構わないんですが、カートでだけはご遠慮していただいてもいいでしょうか。すみませんが、ご協力お願いします!」って具合に言うかな。
いくらタバコ嫌いを伝えていいとは言っても、「吸わないでください!」「タバコ、やめてもらっていいですか?」など、キツイ言い方はNG。その場の空気がちょっと冷たくなっちゃうからね。
言葉を選んで、できるだけへりくだった言い方をすれば、きっと納得してくれるはず。まずは朝イチに、ていねいに気持ちを伝えて、喫煙ゴルファーとうまくつきあいましょ。
かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!