銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
「交通費を払ってくれない人に、払ってと言いにくい……」
私のクルマで、行きは迎えに、帰りも家まで送ったものの、交通費のことを言わなかったらそのまま帰られてしまう、ということがたまにあります。ま、いいか、といつもあきらめてしまいますが、それが続くと送り迎えするのも段々と億劫に。お金のことを言うのってむずかしいです。スマートな言い方ってありますか?
(出版社勤務・ちっち 40代 既婚 ゴルフ歴 10年)
事前に「ワリカン」の意思を伝えましょう
相手が10歳下とか、世代的に年下だった場合は除いて(その場合は、お金は取らずに面倒を見てあげるわ。私もだけど、みなさんだって、かつては年上の方にそうしてもらったはずだからね)、「迎えに行くけど、交通費、ワリカンでいいかしら。その方が気兼ねないでしょ」などと、最初に言うべきだと思います。
たとえばその人が、お金の代わりになにか贈り物をくれるとか、後日、「今日は私がおごるわ」などと、労を尽くしてくれるような気遣いができる女性ならまだしも、いい歳してそんなことも気づかないような人のためにワリを食うなんてバカバカしい。
大抵そういう人って、帰る間際まで払うそぶりも見せないのよね。私ならそんなヤツは見逃さずに、「あ、ごめん。交通費、ワリカンにしてもらっていいかな」って、1000円でも2000円でもいただくわ。
その子がいまさら「ごめん」なんて言っても、おせーよって感じだし、さらに「そんなことにも気を遣えないの?」ってクギ差しちゃうかも。友だちならね。
ハッキリ言う習慣をつければ、言葉選びが洗練される
たしかにお金の話は言いにくいかもしれないけど、今後つきあいの続く人ならきちんとするべき。
日本人って、すべて「言いにくい」ってなるけれど、言いたいことは言わなきゃダメよ。大丈夫。いまは言い方に慣れてないだけだけど、言っているうちに慣れてきて、スマートな言葉選びができるようになってくるものよ。ちゃんと伝えて、1回で直してくれれば、それでいいじゃない。
もしも「え、払うの?」なんて顔をされたら、もう送り迎えはやめなさい。お金にだらしない人と付き合っていいことないもの。それでも送迎を要求されたら「ごめーん、出先から直行なの」とかいって、断っちゃいなさい!
ちなみに、「送り迎えしてもらって当たり前」って女性をかわいいと思う男なんてひとりもいないってことも、覚えておいてね。
送り迎えしてもらうときの心得については、お悩みVol.3「クルマで送り迎えしてもらうときの心得」をご参考に♪
かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!