銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
「練習場でよく見かける彼と、お近づきになりたい!」
たいていいつも、ひとりでゴルフの練習に行くのですが、最近よく見かける30代前半と思われる男性が気になります。はっきり言って、タイプなんです。彼もいつもひとりで練習しているので、恋人や奥さんがいるのかわかりませんが、左手の薬指に指輪がないことは確認ズミです♪ 婚活中の私としては、またとないチャンス!? しかもゴルフ好きなんて最高です。かずこママ、こんなとき、どうやって接近すればいいでしょう?
(金融系OL・みっち 30代 独身 ゴルフ歴3年)
なにがなんでも、目を合わせる→あいさつを交わす!
あら、ステキな話♪
まずは、彼にあなたの存在を知ってもらわない限りは、なにも始まらないわね。
ステップ1 として。
なるべく目と目が合うような努力をして、目が合ったらほほ笑むなり、軽い会釈を。2、3回続けて「よく見かける子だな」と印象づけましょう。
ステップ2は、声に出しての「あいさつ」ね。「こんにちは」「こんばんは」「おつかれさま」でも、すれ違いざまに絶対あいさつすること。相手からどう思われようと、自分から声をかけてね。素通りなんて言語道断よ。
彼も、最初は「おっ!?」とおどろくかもしれないけど、あいさつされてイヤな人っていないと思うの。ひたむきに、自然な感じであいさつをしていれば、そのうちお互いの距離が縮まって、「今日は暑いですね」とか「調子はどうですか?」とか、話が膨らんでくるもの。それを続けていれば、「練習仲間」みたいな意識が芽生えてくるはず。私なら、なにがなんでも、そこまでの関係にはもっていくわね。
もしもあいさつしても返事が返ってこないようなら“脈はない”とあきらめなさい。ま、あいさつされて返事もできない人だったら、それはそれで、こっちから願い下げだけどね。
ステップ3は、ゴルフのネタですり寄る。
軽い会話ができるようになったら、できるだけ彼と同じタイミングでゴルフ練習場に行って、「いつもお上手ですね。教えてほしいことがあるんですけど」なんて、ゴルフのネタですり寄りって、さらに距離を縮めましょう。ここまでできれば、そこから先はふたり次第ってことで。
アグレッシブに行きたいなら隣の打席を死守!
ちなみに私なら、ひたすら彼の隣の打席を取る努力をするわね。
たとえふさがっていても、空いたらすかさずフロントに行って、「違う位置で打ちたくなって」とか、なにかしらの理由をつけてチェンジしてもらう。最初から直球で、彼に「よく会うな、この子」と気づかせるの。とはいえ、あからさまにガツガツしてたらダメ。「いま練習に来た」みたいな顔で、あくまでもふわっとね。
とにかく、自分から動いて彼の意識下に行かないかぎりはなにも進展しない。向こうから声をかけられるのを待っていたら、永遠になにも起こらないわ。ま、あなたが絶世の美女でみんなから注目される存在だったら別だけど、もしもそうならこんなことで悩んでないだろうしね。
ひるまずにがんばってね。捨て身の努力なしに、幸せは訪れないものよ。
かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!