銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
「ステキだなって思うゴルファーってどんな人?」
数多くのゴルファーとラウンドされているママに質問です。今まで出会った中で“ステキ”と、感じるゴルファーはどんな人ですか?私もステキなゴルフ女子になりたいので、お手本にしたいなって思います。
(飲食店勤務・ヨーコ 30代 独身 ゴルフ歴1年)
自分以外のディボット後やピッチマークを直す人
超ダフったにもかかわらず自分のことばかりで何もしない人、ピッチマークも直さずグリーンを読むのに真剣な人……。
こんな自分勝手なゴルファーが多い中、私がステキだなって思うのは、つねに目砂袋を持って、ディボット後に砂をまいて歩いたり、グリーン上で先にホールアウトしたら、自分以外のピッチマークを直すようなお方。ゴルフ場を大切にしているんだな、次に使う人のことを考えているなって感じるわ。
余裕があるのよね。ま、そういう人って、たいていゴルフがうまいというのもあるんだけど。人のターフを戻してあげたり、大たたきしちゃって焦っている子のバンカーの砂を直して、「いいよ先に行きな」なんて、さりげなくサポートしてあげられる人も好き。
人のゴルフをほめられる人
「キミの〇番ホールのあのショット、すごくよかったね」とか、相手のいいところをちゃんと話題に出せる人もステキよね。
反対に、超ダサいのは、「今日いくつだった?」とか、スコアの話ばかりする人や、「あそこがこうで、ああしたらこうだったのに」って自分の“ああした、こうした”を回想していちいちしゃべる人。まったくおもしろくないわよね。結局ミスしたんでしょ? 私に関係なくないですか?って感じ。
良きにつけ悪しきにつけ、自分の行動って、意外と他人に見られているもの。とくに人となりが顕著に現れるのがゴルフだから気を付けて。
自分を俯瞰で見られるようになると、行動にも余裕ができるはず。あなたもぜひ、他人を気遣えるステキな女になってほしいわ。
かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!