銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
「眠くなるゴルフの帰り道。ドライバーへの上手な配慮は?」
車を持っていない私は、いつも友だちに迎えにきてもらっています。行きは楽しくおしゃべりをしながらゴルフ場にいくのですが、帰りはお互い疲れ切っていて会話も弾みません。運転する友だちは口数も少なくなるし、私に至っては、悪いなと思いつつ、つい眠ってしまうことも……。
帰りの車内でも友だちに気持ちよく運転してもらうための気づかいや、会話の切り口などがあれば教えてください。
(百貨店勤務・ゆぅ 30代 独身 ゴルフ歴3年)
定期的な休憩でお互いリフレッシュ!
私は職業柄、寝不足でゴルフに行くことが日常茶飯事なので、「ごめんなさい、帰りに寝ちゃってもいいですか?」って最初に言っちゃってるけど、乗せてもらう身、気を遣う気持ちもよくわかるわ。
とはいえ、おしゃべりなんてネタも尽きるし、ずっとしゃべり続けるのも案外疲れるのよね。ただでさえ疲れているわけだし。
運転手に配慮するなら、「私たち急がないんで、疲れたら休憩とってくださいね」と言ったり、その人が疲れてるなって感じたら、「そろそろ休憩とりましょうよ?」と自分から声をかけて定期的にコンビニやSAに寄ることにするかな。コーヒーを買ってあげたりね。
5分でも10分でも休憩をはさめば、お互いリフレッシュするから、自分の眠気も覚めるはず。
そんなに気になるなら電車ゴルファーになってはいかが?
そもそも、同乗者が寝たからって怒る人って意外といないんじゃないかしら? ドライバーだって子どもじゃないんだから、眠くなったら「休憩とっていい?」っていえばいい話。
たまーに「運転してるのによく寝られるね」って言うドライバーもいるけど、そりゃ眠くなっちゃうでしょ! 逆に、ちょっと寛容さが足りないのでは、と思っちゃうわ。同乗者が寝たぐらいで怒る人は車出さない方がいいわよね。
だから、必要以上に気を使わなくてもいいと私は思うし、そんなに気になるなら電車ゴルファーになってはいかがかしら? その方が気がラクだし、クラブハウスでお酒飲むのも、往復の電車で爆睡するのも自由にできる。
ゴルフに行く一日を、トータルに楽しむなら、電車ゴルフをおすすめするわ。
かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!