【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.30

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆「ゴルフ仲間の女友だちが、かわい過ぎてツライ」

イメージ画像/Getty Images

いつもゴルフに誘ってくれる、仲のいい女友だちがいます。

ただ、その子がすごくかわいくてスタイルもいいので、一緒にいるとコンプレックスを抱いてしまいます。ゴルフ仲間の男性たちも、その子ばかりを構って、私にはあまり話しかけてくれないような気がします。

その子に悪意はなく、素直に友だちとして誘ってくれているのは分かるっているんですが、どうしても卑屈な気持ちになってしまいます。こういう気持ち、どうしたらいいでしょうか。

(不動産関係勤務 YOU 30歳 独身)

◆容姿は変えられないの。“かわいさ”にこだわっていたら、絶対に幸せになれないわよ

彼女がわざと、あなたにツライ思いをさせるために誘っているわけではなく、純粋に友だちと思ってくれていて、でも偶然その子がかわい過ぎるせいで、心の中で妬んでしまう。

確かに女って競い合うところがあるから、少なからずあるケースだけど、私に言わせれば、そんなこと気にすること自体、ちっちゃいと思うわ。

残念ながら、容姿のかわいい、かわいくないは、もうどうにもならないの。だって、テディベアを見て「かわいい♪」って言うけど、クマのはく製を見てかわいいとは、なかなか言わないわよね。“かわいい”というひとつのアイコンがあって、それを愛でる気持ちは人間の条件反射だからしょうがないの。

だからあなたがアイコンに当てはまらないお顔立ち、スタイルならば、ぱっと見での評価はもうあきらめるしかない。今回の人生に“かわいい”を求めちゃいけないし、そこにこだわっていたら絶対に幸せになれないわ。

見た目はひとつの指標でしかない。男が見た目でチヤホヤするのはカラダの関係をもちたいだけ。そういう評価の世界で男とつるむのか、カラダの関係がなくても大事にされる女になるのか。どっちかなんじゃないかしら。

◆敬意と遠慮をもち、気持ちを察し、上質なおしゃべりを身につければ男は寄ってくるはず

私だって、見た目は不細工なおっさんよ。だけど、心は誰よりも乙女。私だったらその子より絶対に注目が集まるような、楽しくて知的なおしゃべりと、たぐいまれなる気遣いで、殿方をクギづけにするわ。

実際にそうやって、殿方たちのハートをわしづかみにしてきた。カラダの関係なんて一切ないのに、ゴルフに行く時はクルマで迎えに来てくれるし、ご飯にも連れてってくれる。いつも私を守ってくれるわ。

結局男って、長くそばに置きたいのは、自分をラクにしてくれる人なの。

気遣ってくれる、察してくれる、一緒にいて楽しい、一緒にいてラクだな、と思ったら、見た目なんて関係なくなる。そういう度量のある女なら、決してかわいくなくても「今度、ご飯でも食べようか」って、気持ちになるものよ。

男は女の気持ちを察することが苦手な生き物だけど、女は察する生き物。だから男は心地がいいのよ。

いかに殿方のお心を先回りして察してあげられるか。そして、敬意と遠慮をもち、知的好奇心を満足させる上質なおしゃべり。これを身につければ、見た目なんかに関係なく絶対に男が寄ってくるものよ。

自分の中身が充実していれば、“かわいい”に目がいかないし、嫉妬もしないはず。他人のかわいさに惑わされている段階で、あなたの中身が薄っぺらな証拠。考えを改めてはいかがかしら?

そもそも、その子は見た目がかわいいだけじゃなくて、中身が充実していたり、殿方を気遣うことができているから、注目を集めているのかもしれないわよ。

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!