こんにちは、匿名ライターの「かこみらい」です。キャディとしてお客様と接する中で起きたあんなことやこんなことを、個人的主観たっぷりにお伝えしていきます。
今回は「こんなゴルフ女子はイヤだ!」とついつい思ってしまった“NGマナー”をこっそりご紹介。キャディたちは、あなたの振る舞いやマナーをしっかり見ています! ぜひ、チェックしてくださいね。
◆絶対に失くしたくないボールは観賞用にしては!? “探してこい”の無言の圧がヤバイ
キャディをやっていると、さまざまな種類のゴルフボールを目にします。スペックやブランドが多岐にわたるのはもちろん、色とりどりのカラーボールに、キャラクターがあしらわれたもの、ディンプルの形が独特なものなどなど、デザインの好みも人それぞれ。
ある爽やかな秋晴れの日のこと。有名ブランドの高価なボールに、オウンネームとオリジナルデザインが施された、いかにも希少なボールを持参された美しいご婦人がいました。「素敵なデザインのボールですね」と声をかけると「そうなの。とってもお気に入りなの!」と笑顔。そこまではよかったのですが…。
スタートホールの1発目、ティーショットで林に打ち込み、どう見てもOB。その瞬間、笑顔も穏やかな雰囲気も消えたご婦人がこちらを振り向き「あのボール、本当に気に入っていたのよ…」とつぶやきました。
ご婦人の「探して」という無言の圧に、枯草だらけの深い林の中へGO。幸いその日はキャディが二人だったため、時間はかかったものの、無事にボールを見つけ出すことができました。そりゃ、キャディはボールを見失ってはいけません。わかってはいるけど、限度があります。だってどう見てもOBでしょ!?
そこまでお気に入りのボールなら、ぜひ観賞用にしてほしいものです。1日中、ご婦人のボールの行方を気にして、笑顔が引きつっていたかこみらいでした。
それでは、また次回のエピソードでお会いしましょう!
◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん
某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。