【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.35

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆車中での会話上手になるには?

イメージ画像/Getty Images

ゴルフをはじめて2年のアラサー女子です。

クルマをもっていないので、ゴルフに行く時はたいてい、どなたかに同乗させていただいていますが、困るのが車中で会話。

複数人で行く場合はいいのですが、ドライバーと私だけ、とくに相手がそれほど親しくはない男性で、会話が弾まない人の場合、どんな話をすればいいのか悩みます。

私が話を振っても、すぐに会話が途切れてしまうこともしばしば。ずっと黙っているのも気が引けるし、かといって的外れな会話をするのも失礼だし。

会話上手になる秘けつがあれば、教えてください。(出版社勤務 yasu  30歳 独身)

◆相手をよく観察して、“取りつく島”を与えてあげる

たしかに、男女問わず会話を弾ませることが苦手な人は少なからずいるわよね。

私の店には、私とのおしゃべりを楽しみに来てくださるお客さんがたくさんいるけれど、それは私がどんな人とでも会話ができるからだと自負しているの。

中にはお話が得意じゃない殿方ももちろんいる。じゃあそんな殿方との会話を、どういう風に盛り上げるかというと、とにかく“取りつく島”をまず与えてあげること。

ゴルフ、クルマ、服装……。どんな話題でもいいの。

相手をよく観察して、相手の好きなことを探し出して、たとえばあなたのようにゴルフに行くまでの車中だったら、「ゴルフお好きなんですか? クラブはなにを使っているんですか?」でも「このクルマ、カッコイイですね。クルマお好きなんですか?」「ステキな服ですね。どんなブランドがお好きなんですか?」でもいい。

だれでも好きなことならネタをもっているわけで、話題を振ることで話しの幅が広がるし、掘り下げることもできるの。

まずはその人が好きそうなことを投げかけてみて、相手の顔色や反応をみて“好きなんだな”と思ったら、それに関する話題をどんどん投げていきましょう。

◆大切なのは内容ではなく、あなたの“キャラクター”のアピール

「わたしはクラブのこともよくわからないし、クルマにも詳しくない」って思うかもしれないけれど、じつは内容なんてどうでもいいの。

そのプロセスで大事なのは、会話の中で自分の人となりを分かってもらうこと。

あなたの話し方、聞き方、言葉遣い、声のトーンやリズム、物の言い回し……。そういう部分で自分をアピールして、逆に自分に興味を持ってもらうの。

「この子はやさしい人だな」「頭の回転が速いな」「気遣いのできる大人だな」とか、興味をもちはじめてくれれば、相手の方から「キミはどんなことしてるの?」とか、あなたのパーソナリティやプロフィールを聞いてくるはず。

そしてひとつでも質問が来たら、それを逃さないこと。そこからやっと、キャッチボールが始まるのよ。

◆相手とちゃんと会話がつながっているか、間合いで確認しましょう

ただし、ここぞとばかりに「私はこんなこと知ってるんです、あんなこと知ってるんです」というように、わーわーと盛り上げるのではダメ。せっかく開きかけたコミュニケーションの扉を、閉ざしてしまう可能性のある危険行為よ。

「私はこうです、○○さんは?」と、相手が2を言ったら1を返す、3を言ったら1を返すというふうに、どんどんしゃべらせてあげること。話を傾聴してくれると、誰でも楽しいものよ。

大切なのは、会話中、ちゃんと相手とつながっている話題であるかを、間合いで確認すること。

ていねいに会話をすすめていけば、自分がしゃべることでも、相手の話を聞くことでも楽しませることができるはず。

初対面の人あれ、最初ムスっとしてた人であれ、コースにつく頃には打ち解けてくれるでしょう。