本格的なゴルフシーズンに向けてそろそろ準備を整えたい時期でも、寒い日はどうしても体を動かすことが億劫になるものです。そんな時期に気をつけたいのが免疫力の低下です。免疫力が低下すると風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなります。免疫力を高めてゴルフをしましょう。
◆免疫力が低下する原因
免疫力は自分では気づかないうちに低下していることがほとんどですが、なぜ免疫力が低下するのか。その原因をまずは考えましょう。
免疫力が落ちる生活習慣とは
人間の体には外からの病原体を防ぐ抗体がありますが、この抗体の力が低下すると免疫力が低下し、疲れを感じたり病気にかかりやすくなったりします。低下する原因としてあげられるのは生活習慣の乱れです。規則正しく生活することが望ましいことですが、仕事が忙しい時期などは睡眠時間は食生活などが不規則になりがち。そんな時に免疫力は低下します。明日はゴルフというときはテンションが上がるかもしれませんが、しっかり睡眠を取るなどして生活習慣を整えることが重要になります。
免疫力が落ちやすい意外な人
普段からジムなどに通って適度に体を動かしている人は生活習慣が整っていて免疫力が高い印象があるかもしれませんが、運動が必ずしも免疫力を高めるとは言い切れません。急激に激しく体を動かした後は逆に免疫力が低下することがあります。そのタイミングで病原体が体に入って風邪をひくことがあります。
◆免疫力を上げやすくなる方法とは?
免疫力を上げやすくなる方法としては食生活の改善がおすすめです。毎日の食事でちょっと気を使えば、免疫力を徐々に上げやすくすることができます。
免疫力を上げる食材
免疫力を上げやすくする食材としては、具根菜がおすすめとされています。。例えば人参にはビタミンAが豊富で体内の粘膜を正常に働かせる効果があるとされており、蓮根やじゃがいもにはビタミン Cが多く含まれるため免疫力を高めてくれます。食物繊維が豊富に含まれているゴボウやブロッコリーも効果があるとされています。また、免疫力をアップさせる効果があると言われているカロテンを多く含んだ春菊もおすすめです。 さらに腸内を整えることも免疫力アップにつながります。ただしヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌を増やしてから体外に出てしまうので、毎日摂取することが必要になります。
自律神経を整える
仕事などで極度な緊張が続くことも免疫力を低下させる要因になります。そこで必要なのが自律神経を整えること。自律神経は交感神経と副交感神経の2つで調節されていますが、どちらかが優位になることで自律神経は乱れます。緊張が続いたら、リラックスすることも忘れないでください。ストレスも発散することも大切なことです。
◆ゴルファーに効く免疫力アップ術
ゴルファーにとっても免疫力を高めることは重要な課題です。「気温が低い時期はスコアがもうひとつ良くない」という人は、免疫力の低下による疲れやすさが影響している可能性があります。
血流をよくする
ゴルフは屋外にいる時間が長く、体も冷えやすい。そのため体を温めるという行為は免疫力を高めるのに効果的です。血流をよくして、体の体温を上げるには適度な運動をすることです。免疫力が低下する原因として過度なトレーニングがありましたが、適度な運動は免疫力アップに役立ちます。ゴルフで言えばプレー中はカートに乗らずに、意図的に歩くなどすれば体温は簡単に上げることができます。寒いからといってカートに乗って移動しているようでは逆効果です。また、普段の生活の中で少しの運動を取り入れることも効果があります。寝る前や仕事の合間のちょっとした時間でもいいので、腕を脱力させた状態で振り子のように振ったり屈伸をしたりなど軽く体を動かすだけでも免疫力を上げることにつながります。
免疫力アップに効果的なサプリはある?
免疫力を上げるために適度な運動や生活習慣の改善が必要なことがわかりました。ただ、ビタミンAやビタミンC、カリウムなどを含んだ食材を毎日摂るのはハードルが高いという人も多いでしょう。その場合は、サプリメントのようなもので代用はできるものなのでしょうか。
答えは、どちらとも言えません。サプリメンは手軽に摂取できる栄養素ですが、免疫力を上げることはそれほど簡単なことではないのです。運動にしても食事にしても毎日の習慣を大事にする必要があります。
◆まとめ
加齢による免疫力の低下は防ぎようがないことですが、生活習慣の改善や食生活の見直しは誰にでもできることです。また、適度な運動がいいという意味ではゴルフは最適なスポーツといえるでしょう。ゴルフ場でのランチでは意識して根菜が含まれるものを選び、プレー中は意識的に歩いてみるのもいいかもしれません。免疫力をアップさせ楽しくゴルフができる身体づくりをしていきましょう。