自分自身と向き合い、自然とうまく付き合いながらプレーするスポーツ、ゴルフ。自分を知り、コントロールすることができれば、ミスが減り、自然にスコアはよくなっていくはずです。その手助けをしてくれるのが手相なのです。今回は、感情線から考えるセルフコントロールを解説します。
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感情線から考えるセルフコントロール
小指の下側から人差し指に向かって横に走っている線が感情線です。感受性を表しています。喜怒哀楽のような感情の起伏、人間関係や恋愛の傾向などが出てきます。自分の感情はどんなときにどんな風に動くのか。それがわかっていれば、ゴルフでも人生でも対処することができるはずです。
(1)短い感情線(薬指の真ん中ぐらいで終わるもの)
感情の起伏が少ないクールなタイプ。調子が良くても悪くても、ツキがあってもなくても淡々とプレーできるため、ゴルフには向いています。ミスショットに振り回されないのもいいですね。平常心でセルフコントロールがしっかりできています。プロゴルファーなら見ていて面白味はあまりないけれど、難しいコンディションの時に上位に来るような選手に多い手相です。熱くなることもないので、勢いに乗ることもあまりありません。時には感情を出してみるのも悪くないでしょう。
(2)長い感情線(手のひらの端に届きそうなくらい長いもの)
負けず嫌いなのでプレーの一つ一つに一喜一憂してしまう人。感情のコントロールがうまくありません。この傾向がいい方に出れば、ノリノリで実力以上のプレーをすることができます。悪い方に出てしまうとキレてしまって自分で自分のプレーを壊してしまうことがあるので注意しましょう。立ち直りが悪く不機嫌になってしまっては自分だけでなく周囲のムードも悪くしてしまいます。自分で自分のご機嫌を取るコツをつかめると、ゴルファーとして大きく成長できます。ミスしたら深呼吸をしたり、水を飲んだりしてみましょう。
(3)人差し指と中指の間まで伸びる感情線
恋愛でいうと“尽くし型”の人です。恋愛以外でも興味があることにはとことん深く入り込んでいく研究者や職人タイプ。クラブなど道具にハマって徹底的に研究したりすることも少なくありません。道具だけでなく腕も磨かないと、宝の持ち腐れになりやすいので気を付けましょう。ラウンド中も道具への愛着ばかりが先に立ち、スコアは二の次になってしまうようでは本末転倒です。
(4)二重感情線
大変に精神力の強い人です。ピンチの時に特に力を発揮します。絶対に負けられない場面や、絶対に池を越えられないような時『火事場の馬鹿力』を出してミラクルショットを打てるタイプ。神がかり的なパットを入れるようなこともあります。ピンチにならなくてもマイペースでプレーできるともっといいのですが。
教えてくれたのは、安藤雅子さん
手相家、ライフデザインカウンセラー。手相鑑定アンドエム主宰。統計学であり、人それぞれ違う「手相」の世界に魅力を感じて研鑚を積み、手相家として日々「人生の作戦会議」を行っている。
【メッセージ】
手相は百人百様。手のひらの中にそれぞれの宇宙があり、潜在意識が線となって表れています。潜在意識が変われば手相も変わってきます。右手と左手の手相も同じではありません。「宿命」を表す左手には、持って生まれたもの、背負っているものが写っています。自分の人生の役割が見える、と言い換えてもいいかもしれません。精神面の変化がよくわかるのも左手です。これに対して右手には「運命」が写っています。自分で選択して作り上げるものがわかるのです。やりたいことが何かを考えて学校を決める、希望の仕事が何かを考えて会社を決める、などは右手に表れます。現実面が出るわけです。「手相からは現在、過去、未来がわかる」と言われますが、右手と左手を見比べることで、それがわかる。それを踏まえて、この先にするべきことやそのタイミングなどを考えるのが、私が皆さんとしている鑑定という名の「人生の作戦会議」なのです。
取材/文 小川淳子