銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
◆いい年だけど、ゴルフの時はおしゃれしたい!
40代独身です。それなりに気を使っているので、年齢の割にはだらしない体型ではないと自負しています。
だからというのもなんですが、ゴルフのときくらい大胆なショートパンツ&生足やノースリーブなど、日常生活でしないファッションをするのが好きです。
でも、仲のいい男ともだちには「いい年して若づくり」とか、「うしろから見るといいのに、前から見るとおばちゃんの、がっかりパターン」などと、冗談ながらいわれます。
もちろん、冗談と受け止めて笑い飛ばしてはいるんですが、ちょっとは傷つきます。正直、男性の本音ってどうなのでしょう? やっぱり、年相応をわきまえたウエアを選ぶべきなのでしょうか?(出版社勤務・かおりん 40代 未婚 ゴルフ歴9年)
◆常識にとらわれると成長できないわよ
あの、そのオジサンたちに、よく思われることでなにか特典でもあるのかしら?
よっぽど憧れている殿方に言われたなら、彼の好みに合わせることもアリだけど、そのオジサンたちに気に入られたいとか、恋愛成就したいとか思わない限り、まったく気にする必要ないんじゃない。どうせ、そんなこと言うオジサンたちのセンスだって怪しいはず……。
大体、おばさんだからショートパンツはダメ、若い子だからこういうピンクがいい、とかの思い込みってナンセンス。国も場所も変われば文化も常識も変わるのが世界ってもの。
そんな小さな価値観にとらわれること自体が、あなたの成長を止める要因になっているのではないかしら。
◆着たい服を着てキラキラしなさい
万人によく思われたいんだったら、自分をあきらめてそういうファッションをすればいいし、自分の気持ちを優先するなら、着たい服を着ればいい。
はたして、年齢相応と思う恰好でゴルフに行って、鏡を見たときに「あーおばさんぽい。老けてるなー」と思いながら一日を過ごすのか、楽みにしていたゴルフで、自分が好きなお洋服を着て、キラキラとした気持ちで過ごすのか。
どっちを選ぶかは自分次第。でも、「自分が着たくて着ているんだから、だれにどう思われようとかまわない」くらいの強さを持ってほしい。
堂々と胸を張ってキラキラしているほうが、よっぽどステキよ。
かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!
この記事は「Regina-web」で連載された「銀座のかずこママがズバリ言うわよ!」再録です