不快すぎる!プレー中に浴びせられた非常識な「セクハラ発言」3選

セクハラは、加害している側は「このくらいなら平気だろう」と相手が嫌がっている自覚なしに行われている実態も。しかしセクハラ被害を受けているほうからすれば、程度に関係なく、到底許せるものではありませんよね。

「若い女性」と見ると、鼻の下を伸ばしながら平然とセクハラ発言やセクハラ行動をする年上の男性も、残念ながらまだまだ存在するのが現実。特に、昭和の“おじさま世代”や“おじいさま世代”の男性にある話かもしれません。

ゴルフ女子たちがゴルフ場で遭ったという衝撃的なセクハラ発言を3選ご紹介します。

【1】「もっと短いスカートを履けばいいのに」

「仕事の関係で数回ラウンドしたことのある取引先の社長は、おそらく70代。まだまだ現役って感じのアピールがすごく、年下の女性にシモ系の話をするのが好きなんです。

私も何度かラウンドで『なんで今日はスカートじゃないの?』とか『もっと短いスカートを履いてくればよかったのに』などと、セクハラ発言を浴びせられました。

こういうとき、一緒に回っている人たちにも聞こえているはずなのに波風を立てたくないせいか、聞こえないふりをされちゃって……。相手が相手なのでいちいち言い返すほどでもないかなって思って本人に反論したことは今までありませんが、ささやかな意思表示としてその男性とラウンドするときには、最近はパンツスタイル以外では行かないようにしています」(35歳女性/製造)

【2】「最近、あっちのほうはどうなの?」

「職場の顧問をしている人とのビジネスゴルフに参加したときに、雑談でやたらに下品な話題ばかり出てきて辟易したことがあります。

彼氏がいるのかと質問されたので『います』と返事をしてからというもの、顔を合わせるたびに『肌が綺麗だね〜。最近、あっちのほうはどうなの?彼氏とハッスル?』などと、すさまじい昭和臭のある言葉でセクハラしてくるんですよね。

かなり不快なので聞こえないふりをして無視をするときも多いのですが、それでも懲りずに何度も同じ質問をしてくるあたりには、意図的なものを感じざるをえません。

そもそも、私のプライベートな事情を聞いたところで親でも親戚でもないその人にはなんの関係もないはずなのに、なんでそういう下品なことを聞きたがるのかも意味不明すぎます」(34歳女性/美容関係)

【3】「プレー代を払うから一晩付き合って」

「知り合いとゴルフに行ったときに、その日に初対面の50代男性になぜかすごく気に入られてしまったんです。

話し方も馴れ馴れしいし、出会ってすぐにLINEを聞いてきて、最初から気持ち悪いな……と思っていました。すると、後半のプレーが終わりそうなタイミングで、その人から『今日のプレー代を払ってあげるから、このあと一晩付き合ってよ』と誘われて、私の不快感はマックスに……!

あとから共通の知人に聞いた話では、その男性はパパ活の常習犯らしく、その日も私のことをそういう目でしか見ていなかったんでしょうね。

もちろんお断りしましたし、そもそも私はゴルフの場でそういう出会いを求めていません。

年下女性だからって舐めたことを言われて、本気で不愉快でしたし今でも許せません」(36歳女性/サービス)

セクハラをしてくる人は、被害を受けている側が「やんわり」と嫌がっているくらいでは気づかない人も少なくありません。実際、筆者も経験があります。

しかし相手がビジネス関係者や仕事の先輩など反論しにくい間柄だと、はっきりと不快感を示すのをためらってしまう女性も少なくない現実も。少し前に比べるとセクハラに向けられる世間の目は厳しくなっているとは言っても、まだまだ時代錯誤かつ非常識なセクハラ発言をする人はゼロではありませんよね。社会的ステイタスが高い人でも、驚くようなセクハラ発言・行動をするケースもあり、まだまだ泣き寝入りしている女性も珍しくないのが実態なのではないでしょうか。

1日も早く、こういう失礼な人たちが撲滅されることを願ってやみません。

並木まき

並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。

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