モラハラ体質な人とのゴルフプレーは、ストレスフルなうえに気苦労も絶えませんよね。結婚した相手がモラハラだと気づいてしまっても、簡単には離婚に至ることができずに苦労している女性も…。
そこで今回は、過去にモラハラ夫とゴルフプレーをしたことのあるゴルフ女子たちが、その実態を大告白！ メンタル心理カウンセラーの並木まきが、ご紹介します。
【1】うまくいかないプレーを妻のせいに…
「知り合いのご夫婦とゴルフに行ったときの話です。これまでも、ご主人はちょっと気難しくて神経質なタイプだなとは感じていたのですが、ゴルフを一緒にしてみて完全なるモラハラ夫だと確信しました。
プレー中に自分がミスをしたり狙ったスコアにならなかったりすると、全部奥様のせいにして『お前がちゃんと見ていないからこうなった』とか『お前がうるさいから、集中できなかった』などと、いちいち奥様に文句を言い続けるんです。
その男性は他人である私たちにはさすがに文句は言ってきませんでしたが、常に奥様に文句を言っていて…、内心で奥様に同情しましたし聞いているだけでも不快でした。プレーの合間にずっとブツブツと文句を言いまくるせいで雰囲気も悪かったし、もう二度とそのご夫婦とゴルフは行かないことにしています」（34歳女性／自営業）
【2】妻のプレーにダメ出しの連続
「すでに離婚した元夫は、筋金入りのモラハラ夫。結婚前は優しかったのですが、結婚してからじわじわと豹変しました。
何度か一緒にゴルフに行ったことがあって、毎ホールで私のプレーに延々とダメ出しをしてくるから、元夫とのゴルフは苦痛でしかありませんでしたね。プレーのダメ出しだけでなく、私がグリーン上で彼のボールを拭かないだけでも『気が利かない』などと文句を言うし、一緒にゴルフに行ったあとは心身ともに疲れました。
当時の夫は、“夫婦の共通の趣味はゴルフ”なんて周囲に自慢していたようですが、実態はただのモラハラ三昧ゴルフ。2サムで行く機会も何度かありましたが、他の人がいるゴルフと比べてモラハラが激しくなるので、私はとにかくいやでしたし、離婚を考え始めてからは我慢する必要ないなと思ったので、元夫とはゴルフに行かないようにしていました」（36歳女性／ジュエリーデザイナー）
【3】義母と妻を比較して批判…
「以前の夫は、マザコンでモラハラだったので最悪でした。当時の義母もゴルフをする人で、何度か家族でもプレーをしていたのですが、義母がいる前でもいないときでも、元夫は義母と私のプレーを比較して『母さんはやっぱり上手いよな。それに比べて君は…』などと批判をしてくるのは日常茶飯事。ひどいときには『母さんのウエアのセンスは最高！君はダサい！なんでそんな色のウエアを買ったの？』などと、ゴルフのプレーとはまったく関係のないところまで批判してくる最低な夫でした。
ひどいマザコン夫だったので、このような失礼な発言はゴルフのときだけではありませんでしたが、せっかくゴルフに行っても元夫のせいで集中できなかったし、行くたびに嫌な思いをして帰ってきていましたね。離婚できて本当によかったです」（38歳女性／マスコミ関係）
ゴルフはその人の性格が良くも悪くも強調されるので、日頃からモラハラ傾向な人とプレーをすると、普段以上にモラハラ発言が目立つ話も少なくないようです。モラハラをする人は深い仲になるまでは自分の本性を隠して、結婚をしてから本性を現す場合が多いので、こんな夫とのゴルフに巻き込まれることになってしまった女性は被害者ですよね。
周囲が改善を試みてもなかなかうまくいかないケースも多く、モラハラ夫とのゴルフは、身近な人にとって苦痛を伴う時間になるのは間違いないでしょう。
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。
