18ホールのプレーを頑張った後は、それなりに疲労感が残るもの。一刻も早く回復し、疲れを次の日に残さないための技を身に付けて!
◆サウナや温冷交代浴で血流を流すと回復が早い
お湯と水風呂を行き来する温冷交代浴や今大流行中のサウナは、全身の血流を促進して疲労物質をすばやく代謝してくれる。「プレー後に取り入れるだけで、翌日の疲労感に歴然とした差が! ぜひ一度試してみて」(SHOさん)
◆疲労回復に効く飲み物はやっぱりプロテイン
「一日使い倒した筋肉を早く回復させるためにも、筋肉の材料となるタンパク質=プロテインをプレー後に飲みましょう」(園部さん)。糖質が入っていないタイプのプロテインを飲む際は、フルーツなども添えて。
◆プレー後のストレッチも忘れずに
「先に紹介した、寒さで丸まりがちな肩を開き胸郭を伸ばす動きや、硬くなりがちな股関節を伸ばして全身の血流を促す動きは、プレー後にも推奨。必ず行って」(SHOさん)
◆鍋料理を食べて効率的に栄養補給
「エネルギー源となる糖質や筋肉を修復するタンパク質、それらの代謝を助けるビタミンやミネラルを含んだ野菜などをバランスよく摂取できる鍋料理は、まさに最強です」(園部さん)。冷えた体を鍋で温める効果も!
◆なるべくお酒は控えたほうが無難
筋肉の合成を妨げ、また眠りの質も下げるお酒はプレー日には不向き。「運動後は肝臓の負担が増すので、なるべく肝臓を休ませることを意識して。お酒は我慢し、翌日以降に!」(園部さん)
寝る時間は“普段通り”が正解
ラウンド日の朝はいつもより早く起床するため、寝る時間もおのずと早くなりがち。しかし、「就寝時間を変えてしまうと、普段のリズムが崩れて自律神経が乱れます。眠くなったら15分程度の仮眠をとるようにしましょう」(SHOさん)
脚を上げて寝ると疲れが残らない
「朝起きたらむくんでいる、疲労感が残るという人は、脚の筋肉が弱く血流が滞っている可能性が」(SHOさん)。寝るときに脚の下にクッションを置くだけで、血流アップ!
リカバリーウェアにも注目を
着るだけで疲労回復を促すというリカバリーウェアは、心強い味方! 独自開発した特殊繊維の素材を使い、一般医療機器としても認証されている注目のアイテム。
◆教えてくれたのは、この2人!
管理栄養士 園部裕美さん…スポーツ栄養士を経て、現在は栄養指導やコンサルを中心に活動。分子栄養学に精通し、理論的かつ、自己の経験も元にしたSNSでの発信が大人気。@hiromisonobe_eiyou
TIGER GOLF FITNESS 中目黒店 トレーナー SHOさん…理想のスイングができる"体づくり"のための、ゴルフ特化型のパーソナルトレーニングジムでトレーナーを務める。過去にプロ野球選手としても活躍し、筋肉や体の構造、疲労回復法などに詳しい。
Regina2023年秋冬号より転載 イラスト/香川尚子 エディター/河津美咲