凹むしイラつく…「既婚マウント」をとる人との残念ゴルフ

独身の同性に対して「既婚マウント」をする人が身近にいると、精神的に疲れますよね。ゴルフ仲間にこういったタイプがいると、その人が参加するラウンドは悩みのタネになるケースも少なくないようです。

元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが、既婚マウントをとる友人とゴルフに行って残念な気持ちになった女性ゴルファーのエピソードを3つピックアップしてご紹介します。

【1】「独身はいつでもゴルフに行けて羨ましい〜!」

「たまにゴルフで一緒になる2歳年上の既婚女性は、周囲に不必要な既婚マウントをするので嫌われています。

この前、私もついにその人からのマウントに遭って『あなたは独身だから、いつでもゴルフに行けて羨ましい〜!私は主人に聞いてからじゃないと、ダメなのよねぇぇ』と言われ、最初はマウントじゃなくて普通の会話かな?って思っていたのだけど、どうやら遠回しなマウントだったらしいです(苦笑)。

私があまり気にしていない様子だったのがつまらなかったのか、その後はかなり露骨なマウントが始まり『夫がいると、異性のいるゴルフにくるのは大変なの!その点、あなたは羨ましいわ〜』や『ゴルフのあと、家に帰って誰もいないのって、ゴルフの話もできないしつまらなくないの?』などと、しつこかったです。

こういう女性とは、距離を置きたいなぁ……って思っちゃいますね」(35歳女性/アパレル関係)

【2】「ゴルフのお金を出してくれる人がいなくてかわいそう」

「既婚女性から、ゴルフ中にプレー代の話題を出され『ゴルフのお金を出してくれる人がいなくてかわいそう』と言われました(怒)。その人はほぼ専業主婦の生活をしているので、ゴルフ代は夫が出してくれているらしいです。

私は経済的にも精神的にも自立したい派なので、むしろ自分で稼いだお金じゃないと遊びに行きたくないのですが、その人は「男性に出してもらうのが当たり前」とばかりにマウントしてきたので、かなりイラッとしました。

私は将来もし結婚をしても、ゴルフ代は自分で働いたお金から出したいし、夫のお金で遊びに行くのは気を遣ってしまうそう。

だから、私はその女性の生活にはまったく憧れないんですが……。

本人は『羨ましい』と言ってほしかったみたいで、かなりしつこく同じような話ばかりされました」(37歳女性/自営業)

【3】「このまま家に帰っても寂しいだけだもんね?」

「プレー中に、ゴルフ後の打ち上げの計画をしているときに、その日に来ていた既婚女性は家に帰らなくては行けないらしく、それ以外の人たちで飲みに行くことになったんです。

ところが、自分だけ飲みに行けないのがよほど悔しかったのか、その女性がいきなり『家で待っている人がいないと、このまま家に帰っても寂しいだけだもんね? 寂しい人同士、楽しんできて!』と笑顔で言ってきたので、思わずドン引き……。

本人は冗談のつもりだったのかもしれないけれど、言われたこちら側は、マウントされたように感じました。

こういう人とは深入りしたくないし、二度と一緒にゴルフに行かない!と誓いましたね(怒)。結婚願望はないけど、馬鹿にされている気がして凹みました」(40歳女性/サービス)

◆マウントをする人とは距離をおくのがベスト

あえて“既婚者である自分”を強調する必要がない場面で、あからさまにアピールしてくる人がいると、既婚者マウントの常習犯にも思えますよね。

マウントをする人とのゴルフでは、想定外に不快になる場面も多くなります。聞き流せているうちはまだ良くても、ストレスが溜まる一方になってきたなら、マウントをする人とはそっと距離をおいたほうが得策です。

マウントが癖になっている人に言い返したところで、さらなるマウントを浴びせてくる可能性も高く、かえって嫌な思いが大きくなるだけかもしれません。

◆並木まき プロフィール

元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。

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