結婚をした相手と、お付き合いをしているときから一緒にゴルフに行っている女性のなかには、夫婦になってからのゴルフに不満を抱えている人もいる様子……。
夫がいわゆる「釣った魚に餌をやらないタイプ」だと、結婚をして年月が経つにつれ不満も大きくなる傾向にありそうです。
元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫婦ゴルフに不満を抱えている女性たちの切実な声をピックアップしました。
【1】ゴルフデートが特別じゃなくなってしまった
「私は基本的に夫としかゴルフに行かないので、ゴルフの予定を組んだときには特別なデートっていう気分。ところが夫は、仕事の関係者とも頻繁にゴルフに行っているせいか、私とのゴルフのときは気を抜いているのがミエミエなんです……。
付き合っているときには、張り切ってゴルフ場を選んでくれていたし、彼なりに清潔感のあるゴルフコーデで来ていたから爽やかな感じだったのに……。今では、ゴルフ場を選ぶときも距離や値段重視だし、ウエアにも気を使わないし。
夫とゴルフに行く頻度もどんどん下がっていて、がっかりです。結婚をするときには『ゴルフっていう共通の趣味があって、いいかも』って思ったのに……」(36歳女性/自由業)
結婚をして年月が経つにつれ、どこかへ出かけるのが日常の延長のような雰囲気になるのは、仕方のない面も。けれどあまりにも気を抜いている様子が伝わってくると、妻としては不満に感じても無理はないですよね。
【2】周囲の気の使い方がイヤ
「夫とは交際中も何度かゴルフに行ったことがあったけれど、結婚後は夫のゴルフ仲間のゴルフに混ぜてもらう機会が増えました。
私はゴルフが大好きなので、プレーの機会が増えるのは嬉しいのですが、夫のゴルフ仲間の人たちが、常に“●●さんの奥さん”って感じで気を遣ってくるのが、ちょっとイヤだなぁって感じています。
私が何か話をしても愛想笑いされるだけって感じだし、もっと仲良くなりたくても相手に距離を取られちゃう感じですね。
一緒にゴルフに行く機会が多くなるにつれ、本当はもっと和気あいあいとしたいのに、夫がちょっと気難しい性格なこともあって、周囲は私にも気を遣いまくっている雰囲気です。
カップルゴルフのときは、私のこともひとりの個人として見てくれる人が多かったから、結婚をししたことによって“●●さんの奥さん”っていう夫の付属みたいな扱いをされるのは、かなり不満です!」(35歳女性/翻訳)
夫が嫉妬深いタイプだったり、周囲に気難しい印象を与えている人だったりすると、その妻との接し方に悩んでしまう人は少なくないかもしれません。
顔を合わせる機会が増えるにつれて、周囲との関係性が改善されればいいのですが…‥。
【3】妻が上達するのを嫌がる夫
「夫とは同じくらいの時期にゴルフを始めたので、交際中は練習を兼ねてよくゴルフに行きました。
結婚後も、夫婦共通の趣味としてゴルフを継続していたのですが……。最近、私のゴルフが上達してきたことに、夫はとても不満みたい。
夫からは面と向かって『身近なライバルが上手くなると、ゴルフに行けなくなるじゃん』と謎の不満を伝えられ、ドン引きしたばかりです。
私はエンジョイゴルフ派だし、夫も最初はそうだったはず。自分が上達しないからって、妻の上達の邪魔をするのはどうなんだろう……って私も不満です。
このままだと、ゴルフがせっかくの夫婦共通の趣味だったのに、夫婦ゴルフから遠ざかりそうで心配です」(33歳女性/IT)
同じくらいのレベルだった身近な人が、明らかに自分よりも上達していくと焦りを抱く人もいます。
夫婦になると、自分のマイナスな感情も表に出しやすい関係性になるだけに、夫が素直な感情を出しすぎる問題にも直面しやすいのかも……。
◆ゴルフに限らず関係性は「変わる」と心得て!
恋人同士だったときと夫婦になったあとでは、ゴルフに限らず、良くも悪くもふたりの関係性には変化が訪れるのが自然です。
恋人関係だった時代を懐かしく思ってしまうほど、今の夫婦関係への不満も大きくなりがちに。男女の関係性は年月に応じて「変わるもの」と最初から心得ておくと、夫の態度や発言にもイライラせずにスルーするスキルが身につきやすいでしょう。
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。