ゴルフ上達のためには「ゴルフノート」を書くのがおすすめ!? 何を書くべきか、ノートの活用法を紹介

ゴルフの上達には、現状を把握し問題点を明確化することが重要です。しかし、これを頭の中だけで整理するのは難しいため、「ゴルフノート」を作成することが推奨されています。ゴルフノートを活用することで、自分のプレーを客観的に振り返り、効果的な練習方法やコースマネジメントを見つけることができます。ここでは、ゴルフノートに記載する内容とその活用方法を詳しく解説します。

ゴルフノートに書くべき内容

◆ラウンド記録で自分を知る

ラウンド記録は、自分のプレーを客観的に振り返るための大切なデータです。まずは、日付やコース名、天候、使用したティなどの基本情報を記録します。それに加えて、各ホールのスコアやパット数、フェアウェイキープ率、パーオン率、サンドセーブ率などのスタッツも書き込んでみましょう。また、どのクラブを使ったか、ショットの結果がどうだったか、その時の風やライの状態なども詳しく記録すると良いです。これにより、どんな状況でミスが出やすいのか、自分の傾向を把握できます。さらに、良かった点や悪かった点、反省したことを自由に書くスペースを設けると、自分の成長が見えてきます。

◆練習記録で目標に近づく

練習記録は、ラウンド記録で見つけた課題を克服するための具体的な練習メニューとその成果を記録する場です。たとえば、ドライバーショットをもっと安定させたいと思ったら、練習日や場所、練習内容(スイングの改善や球筋の調整など)、使用したクラブ、打った球の数、その成果を具体的に書きましょう。また、練習中に気づいたことやコーチからのアドバイスも記録しておくと、後で見返す際に役立ちます。継続的に練習記録を付けることで、自分の成長を視覚的に確認でき、モチベーションアップにもつながります。

◆明確な目標設定でモチベーション維持

今後の目標を明確にすることで、自分のゴルフをどのレベルまで高めたいのか、具体的に考えることができます。目標設定は、短期的なものから長期的なものまで複数の段階に分けてみましょう。たとえば、「1か月後のラウンドでスコア100を切る」や「半年後にドライバーの飛距離を20ヤード伸ばす」「1年後にシングルプレーヤーになる」といった具合です。各目標に対する具体的な練習計画やスケジュールを立て、進捗状況を定期的に確認することで、目標に向かってモチベーションを維持しながら進むことができます。

ゴルフノートの効果的な活用方法

◆定期的な見直しで傾向をつかむ

ゴルフノートを効果的に活用するためには、ただ記録するだけでなく、記録した内容を分析し、次の行動に活かすことが重要です。ラウンド記録や練習記録を週に一度、月に一度など、自分にとって負担にならない頻度で見返す習慣をつけましょう。良かった点、悪かった点、変化が見られた点を中心に分析し、自分のゴルフの傾向を把握します。たとえば、「特定のクラブでミスが多い」や「グリーン周りでスコアを崩しやすい」「スライス系のミスが多い」といった傾向が見えてきた場合、その原因を分析し、克服するための具体的な練習メニューを考案する必要があります。

◆分析結果を元にした練習計画

分析結果をもとに、克服すべき課題を明確にし、それに対応した練習計画を立てます。ドライバーショットの安定性を向上させたいのであれば、アドレスやテークバック、インパクトなどスイングの各動作を細かくチェックし、改善すべきポイントを絞り込んだ練習メニューを組み立てます。目標達成のためには、日々の練習だけでなく、ラウンドを通して実践経験を積むことも重要です。ラウンド記録と練習記録を相互に参照しながら、実践的なスキルを磨いていきましょう。

ゴルフノートは、自分のゴルフを客観的に見つめ直し、分析し、改善するための「ゴルフ上達の頼れるパートナー」となります。継続して記録し、活用することで、ゴルフに対する理解を深め、着実にレベルアップしていくことができるでしょう。

取材・文/夢書房

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