「教え魔おじさん」に遭遇した場合の対処方法とは!?

ゴルフ練習場で時々遭遇する「教え魔おじさん」。見知らぬ人に突然話しかけられ、いきなりレッスンが始まると、二度とその練習場に行きたくなくなることもあります。では、教え魔おじさんに遭遇した時、どのように対応すれば良いのでしょうか?

◆ゴルフ練習場にいる教え魔おじさんってどんな人?

教え魔とは、知り合いでもなく頼んでもいないのに、スイングの指導をしてくる人のことです。ターゲットになりやすいのは、女性や若者、ビギナーで、1人で練習しているゴルファーです。教え魔おじさんは、長年ゴルフを続けている熟練ゴルファーに多く見られ、彼らは自身の経験や技術を他者に伝えることで、自分の存在意義を感じているのかもしれません。

もし教え魔おじさんに遭遇してしまったら、最初の段階でしっかり断ることが大切です。彼らは親切心から声をかけているため、自分の行動が迷惑だとは思っていないことが多いです。しかし、あからさまに嫌な顔をすれば、今後その練習場に行きづらくなってしまいます。では、どのように対応すれば良いのでしょうか?

◆まずは教え魔おじさんに声をかけられにくい雰囲気を作ろう

教え魔おじさんは、親切心から教えているので、「ありがとうございます、ためになります」などの感謝の言葉を期待しています。そのため、1人で真剣に練習している人や、優しい雰囲気を持っている人は、ターゲットになりやすいです。教え魔おじさんに狙われないよう、できるだけ2人以上で練習場に行くのがベストです。ビギナー同士であれば、練習場での過ごし方を相談できたり、楽しく練習できるなど、教え魔対策以外にもメリットがあります。

しかし、毎回予定を合わせて行くことは難しいかもしれませんし、ゴルフが上達すると1人で練習したくなることもあります。そんな時は、次の対策を考えましょう。

◆イヤホンやゴルフグッズを活用して話しかけにくい雰囲気を作る

次に、イヤホンをつけて話しかけづらい雰囲気を作るのも効果的です。周りの音が気にならないほど集中モードに入れば、教え魔おじさんも話しかけにくくなるでしょう。もし話しかけられても、怪訝な顔をして「イヤホンを外して会話して」を繰り返せば、大抵の教え魔おじさんは諦めます。

また、キャディバッグにアライメントスティックや素振り棒などのゴルフグッズを入れて、素人感を出さないようにするのも一つの手です。これらのアイテムを使って真剣に練習している姿を見せれば、教え魔おじさんも声をかけづらくなります。

◆教え魔おじさんが声をかけにくい打席を確保する

教え魔おじさんを避けるためには、打席の場所選びも重要です。練習場の係員がいる待機所やフロントから見える場所、スクールレッスンやプロのレッスンが行われている打席の近くに位置するのが効果的です。ほとんどの練習場は、教え魔おじさん的な行為を注意喚起していますので、練習場係員の目が届く場所にいることは有効です。また、スクールレッスンの近くで練習していると、自分がスクールの生徒と思われ、声をかけられにくくなります。

教え魔おじさんに対応するのが面倒だと感じる人は、レッスンの曜日や時間帯を調べて、その時間に合わせて練習場を利用するのも良いでしょう。

◆話しかけられた時の対処法

さまざまな対策を講じても、話しかけられることはあるかもしれません。その時は、「レッスンプロに教わっている」とはっきり伝えましょう。「今はレッスンプロの教えを基に練習しています」と言えば、教え魔おじさんも出る幕がなくなるでしょう。もしレッスンプロに実際には習っていない場合でも、その練習場以外のレッスンプロに教わっていると伝えれば問題ありません。

それでもしつこい場合は、少しハードルが高いですが、逆に「正式なハンディキャップは?」「レッスンプロの資格はあるのか?」と大きな声で質問してみましょう。教え魔おじさんも、反撃されるとは思っていないので、二度と話しかけてこないはずです。

◆教え魔おじさんに気をつけつつ、楽しくゴルフを

教え魔おじさんは悪意を持っているわけではなく、「助けてあげたい」という親切心から声をかけてきます。しかし、初心者やゴルフ歴が浅いビギナーがアドバイスを受け入れてしまうと、今まで練習してきたことが台無しになる可能性があります。まずは、話しかけにくい雰囲気を作り、適切な打席を確保することが大切です。そして、もし話しかけられた場合には、感謝の意を示しつつ、レッスンプロに習っていることを伝えると良いでしょう。ゴルフが上達してくれば、自然と練習に集中できるようになり、教え魔おじさんの存在も気にならなくなるでしょう。

取材・文/夢書房

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