キャディも困惑⁉ センシティブなプレーヤーが気にしがちな3つのこと

こんにちは。ハウスキャディ歴●年のB子です。先日、5組コンペの最終組のキャディをさせていただきました。私の組のお客様達は、それなりに面識はあるものの、一緒にゴルフをされるのは初めてとのこと。お互い少々気を使いながらも、和気あいあいとプレーが進み、前半が終了。皆様同じようなスコアだったことから、どうやら後半は勝負をしようということになったようです。

さて、問題はここから。後半に入って普段の調子が戻ってきたお客様と、ショットがぶれ始めたお客様といったように段々スコアに開きが出始めると、「負けたくない!」とどうやら熱くなってしまった模様。コンペだからと我慢していたけれど、勝負となってはそうはいかんというわけで、「打つ時は静かにしてくれ!」と怒りだし、「そこに立つな」と前半には言わなかったことを言い始め、組は険悪な雰囲気になってしまいました。

本来あれこれを気にしながらプレーするようなセンシティブな人が、コンペの時は我慢しているということはよくあること。もしかしたら、気が付かない内に何か気に障るようなことをしてしまっているかも? そんなことが無いように、センシティブタイプの人がプレー中にどういったことを気にしているのか、「そこまで気にする⁉」といったものまで紹介していきたいと思います。

◆ショット時の雑音

気にする人が最も多いのは、ショット時の雑音です。えっ⁉ 私も…と思った人も多いと思いますが、雑音の範囲がかなり広い方がいらっしゃいます。隣のホールのショット音さえ気になって、プレーを止めてしまうお客様も。カラスの鳴き声、12時を知らせる地域のサイレン、遠くから聞こえる笑い声など、普段なら全く気にならないだろう音にさえ、反応する方もいらっしゃいます。風に揺れたレインウェアのパタパタという音で怒られたこともありました。

「ショット時」というタイミングの範囲も人それぞれ。ボールの横に立ったときからルーティーンに入っているという人もいて、後ろを通り過ぎたりされることを嫌がる方も。「打つ人が構えたら動いてはダメ。」というのは多くの方が知っていると思いますが、「ティアップを終えたらもう動かないで」という方もいらっしゃいますね。

◆飛球線の後方に立つのは厳禁! ですが…

ショットをする人の後ろに立ってはいけないというマナーは、多くのゴルファーが知っていること。視界に入るような斜め背面も同様ではありますが、ショットの邪魔になるような近さで無ければ大丈夫という方が多いですね。しかし、時に「背面は全面禁止」という方や、逆に「正面は全面禁止」という方がいらっしゃいます。

グリーン上では、ラインがよく見えるような後方や、カップを挟んだ正面に立つことはNGとされています。しかし、打つときは視界に入らない場所にいたとしても、打ったと同時にラインを見に来るような動きをされることを嫌がるお客様は結構いらっしゃいますね。

◆クラブのカチャカチャ音が嫌というお客様も

キャディをしていてクラブを片付ける際に、クラブ同士が当たってどうしてもカチャカチャという音がしてしまうのですが、それがうるさいと注意を受けることがあります。しかし、全員分のクラブを扱うキャディとしては、全く音を立てないというのはなかなか難しいもの。その方のクラブだけ別の手で扱い、片付けるしかありませんが、これがなかなか大変です。

気になるからと、カバーの取り外しだけでなく、クラブを洗うのも全てご自身でやってくださる方がたまにいらっしゃいます。そういった場合、スタートの段階で「全部自分でやるから」と申し出てくださることがほとんどなので、こちらとしては感謝しながら甘えさせていただいています。

◆自分ってセンシティブタイプかも? と思ったら…

上記の例に、自分も近いものがあると思った方もいるかもしれませんね。でも、無理に直す必要はありません。ただし、スタート時点で同組の方に自分が気になるところを伝えてしまいましょう。後から知れば、お互いに嫌な思いをするだけ。始めから知っていれば気にしてもらえますし、申し訳ないといった風に伝えてしまえば、言われた方も嫌な思いはしませんね。

音を立てないように、邪魔な位置に立たないようにと気を付けていても、それを上回って気にする方が少なからずいます。暑い夏が終われば、再びコンペシーズンが到来。普段のお仲間とは違った人とプレーすることになるコンペでは、いつもよりちょっと多めの気遣いができると良いですね。

◆キャディのB子 プロフィール

キャディのB子/あるゴルフ場のアルバイトキャディ。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、大学のゴルフサークルに所属。就職活動に失敗し、ハウスキャディのアルバイトをして就職先を探すはずが、キャディが天職と気づく。シャンクが一番の敵。

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