「おじさん」と呼ばれる年代の男性たちのゴルフでは学びや気づきも多い一方で、おじさん特有のアレコレのせいで、不快感だけが募ってしまったと振り返る女性ゴルファーもチラホラいる模様です。
女性ゴルファーたちが今でも思い出すと不快感があると話すおじさんゴルファーとのラウンドにまつわる「嫌な思い出」を、元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが3つお届けします!
【1】さりげなく、でも頻繁に自虐ネタを挟んでくる
「ついこの前まで50代前半のゴルフ仲間の男性に気に入られて、頻繁にラウンドに誘われていました。
でもその人とゴルフに行くと、毎回さりげなく、でも頻繁に自虐ネタを挟んできて、そのたびに『そんなことないですよ〜!』『まだまだイけてますよ!』って社交辞令を言わなくてはいけないのが、すごく面倒でした。
たとえば、ちょっとショットをミスすると『歳のせいで、朝は身体が硬くなってるな〜』とかバンカーに入れると『おじさんだから、コントロール能力が落ちちゃってさ〜』とか、いちいち“おじさん自虐ネタ”で言い訳するんです。
『そうですね』なんて絶対に言えないし、社交辞令で返すのもだんだんと疲れてしまって。その人からのお誘いは、断るようになっちゃいましたね(笑)」(34歳女性/アパレル)
おじさんと呼ばれる世代になると、なぜか自虐ネタで笑いを取ろうとする男性もチラホラ。しかし年下の女性からすると返事に困るだけでなく、社交辞令を言う疲労感からゴルフに集中できないシチュエーションになりそう……!
【2】金銭感覚が違うのにお財布事情を考慮してくれない
「40代後半で経営者男性のゴルフ仲間がいたのですが、その人から誘われるゴルフ場は、いつもお値段がお高めのところばかり。
年齢や役職を考えると、その男性にとっては“普通”なのかもしれないけれど、会社員をしている私には、かなり痛い出費でした。
当然ですが、そのおじさんはプレー代もランチ代も奢ってくれるわけではなくて、ただ行き先を勝手に決めてしまうっていうだけなので、その人とのゴルフに行くと金欠になって大変に。
同世代とのゴルフではそこまでお金をかけずに楽しめるから、やっぱりその男性とのゴルフは私にとっては楽しみよりも負担のほうが大きいって思って、あるときからは一切断るようになりました」(34歳女性/マーケティングサービス)
お財布事情は個人差があることから、ゴルフ場を決めるときには、一緒に回る人に配慮をしながら決めたほうがスマートです。
「自分が行きたいから」だけで選んでしまうこの男性のようなタイプは、自己中心的な面も持ち合わせているリスクが潜みます。
【3】同じ自慢話を繰り返す
「とある50代の男性ゴルファーは、ゴルフの腕前はそれなりなのですが、とにかく自慢話が多くて疲れました。
もともとは仕事の関係で知り合い、共通の趣味がゴルフだったのでプライベートでラウンドに誘われるようになったのですが、なぜかいつもその人の自慢話を延々と聞かされてばかり。
“どこそこの会員権を持っている”とか、“この前はプロと食事をした”とか、そんな話が多かったですね。最初のうちは『へ〜』って聞いていたのですが、付き合いが長くなってきたら同じ話を繰り返しているだけだって気づいちゃって、一気に白けました(笑)。
だけど本人には言えないし、毎回初めて聞くような演技をして話を聞くのが超絶面倒くさかったです(爆笑)。
その人とゴルフに行くと嫌〜な気持ちになるので、最近では一緒にラウンドしなくなりました」(37歳女性/音楽関連)
年上の人から同じ話ばかりを聞かされると、相づちに困るもの。そのうちにイラッとしてしまい、ゴルフの集中力にも影響が出そうです。
◆おじさんだからダメなわけではないけれど
おじさんゴルファーとのラウンドは、おじさんだからダメという話ではなく、年齢を重ねた男性がやりがちなNG行動によって、一緒に回っている女性の疲労感や負担感が増しやすい傾向にあります。
爽やかで好感度の高いおじさんもたくさんいる一方で、嫌な思い出だけを残していくおじさんもいるのは確か。
せっかくゴルフをして楽しもうとしているのに嫌な思いばかりしているならば、そんな“おじさん”とは、そっと距離を置くに越したことはありません!
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。