こんにちは。ハウスキャディ歴●年のB子です。いよいよ、秋のコンペシーズンがやってきました! ゴルフには最高の季節ということで、私が勤めるゴルフ場でもほぼ全日満員御礼。コンペも、大きいものから小さいものまで、毎日のように開催されています。ゴルフ場を貸し切ったかなり大きなコンペもありました。
その貸し切りコンペでのこと。私がキャディをさせていただいたのは、本来4名様予定の組。ところが、ひとりだけスタート時間間際になってもゴルフ場に到着さえしていません。他のお客様に確認していただいたところ、そのお客様は電話の向こうで「寝てた! 今すぐ行きます!」と焦っていたそうです。
貸し切りのコンペだったので、遅い時間に変更してもらうことも可能でした。けれども、その方のご自宅はコースから近いとはいえ、今起きたという状態では何時に到着するかわかりません。仕方なく後から合流していただくことにして、とりあえず3名でスタート。結局、そのお客様が合流できたのは7ホールを終えた頃。前日の夜、楽しみ過ぎて寝付けなかったというお客様。とても残念な結果となってしまいました。
◆スタート時間に間に合わない⁉ そんな時は早めに連絡
寝坊や交通渋滞など、思わぬトラブルでスタート時間に間に合わないと思われる状況になったら、早めにお仲間かゴルフ場に連絡を入れましょう。遅い時間の組に変更してもらう、後から合流させてもらうなど、その状況に応じた対応をしてもらい、焦った運転をするなんてことのないようにしましょう。
コンペの場合、幹事の方に早めにその状況を伝えます。大きな遅刻でなければ、コンペの最終組に変更するなどして対応してもらえることも。電車の遅延などで数人が遅れそうという状況では、コンペそのもののスタート時間を遅らせることもあります。後ろの時間に空きが無い場合には、先に到着しているお客様に予約時間通りにスタートしていただいて、遅刻した方が到着し次第合流していただく形になることもあります。合流ホールがクラブハウスから遠い場合には、ゴルフ場のスタッフがカートで送ります。
後から合流した場合、プレーできなかったホールのスコアはパー3なら6、パー4なら8といったように、全てダブルスコアとして取り扱うことが多いようです。合流後にあったドラコンやニアピンには参加は可能ですが、遅刻の罰としてニアピンなどの権利剥奪や、次回の幹事決定というコンペもあるので、その際は甘んじて罰を受けましょう。
◆スタート30分前までには受付を終える
スタート時間に遅れないためには、時間に余裕のある行動が大切です。受付は最低でも30分前には済ませましょう。それなら、到着も30分前で大丈夫…というわけではないので注意! 時間帯によっては、受付が混雑してしまうことがあります。早めに着いたら、練習したりレストランでお茶をしたりすれば良いか…くらいに考えるようにして、時間に余裕のあるゴルフ場到着を心がけましょう。
大きなコンペの場合、フロントやクラブハウスの入り口近くに受付を設けていることがあります。受付では、到着の有無の確認や参加費を集めるといったことだけでなく、ルールの説明やプレー終了後のパーティについてなどの様々な説明がされることもあり、混雑してしまうことも。ゴルフ場の受付もしなければならないので、コンペの参加者は特に早めに到着することを心がけましょう。
もしコンペの幹事で受付を終えてから自分もプレーするという場合には、時間に遅れてくるお客様がいたりするとその後の行動にも支障が出がち。集合時間は、スタートの30分前までに全ての業務が終わるように設定しておきましょう。
ただし、スタート時間が早朝の場合、せっかく早く行ってもフロントがオープンしていないということもあるので、受付の開始時間を確認しておいた方が良いかもしれませんね。
焦った気持ちのままスタートしてしまうと、気持ちが落ち着かないまま数ホールをプレーしてしまい、がっかり…ということも珍しくありません。早めの行動を心がけ、ゆったりとした気持ちで楽しい1日を過ごしましょう!
◆キャディのB子 プロフィール
キャディのB子/あるゴルフ場のアルバイトキャディ。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、大学のゴルフサークルに所属。就職活動に失敗し、ハウスキャディのアルバイトをして就職先を探すはずが、キャディが天職と気づく。シャンクが一番の敵。