秋冬のゴルフは荷物も多いし、バッグの中が混とんとしてプレーに支障をきたすことさえあります。とくにさまざまな物が溜まりやすいキャディバッグの整理収納術を、整理収納研究家の米山真央さんに教えていただきました。
まず、キャディバッグのポケットをフル活用するには、中に入っているものを全部取り出すこと! その後、位置やサイズを考慮したうえで何をどう入れるか、バッグに合わせてアレンジしてみてください。
◆キャディバッグの中身を全部取り出し、“住所”を見直しましょう
「ポケットの中には使っていないティやロストボールが。しかも、増えていくんですよね……」
◆カートに積むことを考えて、ポケットを使い分ける
【ポイント1】予備用グローブは、水濡れ防止のためプラスチックバッグに入れて、上部ポケットに
カートバッグに入っていたティやマーカーは取り出しやすい上部ポケットに収納場所を固定します。
【ポイント2】深さと奥行きのあるポケットに虫除けスプレーなどを立てて収納
日焼け止めや虫よけスプレー、撥水スプレーなどは、立てて収納することで、無駄なくスペースを活用することができます。
【ポイント3】口が大きく開く下部の大ポケットにはボールを入れましょう
ボールはいくつあってもよいもの。たっぷり入る大ポケットに、スリーブなら立てて収納しておきましょう。
【ポイント4】ゴルフグローブ用ハンガーを吊るす
使用後のグローブは洗ってここで乾燥させましょう。忘れ物防止にもなり、一石二鳥です。
【ポイント5】レインウェアはキャディバッグを定住所に
レインウェアは入れっぱなしにすることをおすすめします。天気予報を気にしなくてすみます。
◆Regina読者のずぼらエピソード
ここでは、Regina読者から聞いた“キャディバッグに入っているよくわからないものたち”をご紹介します。意識してこれらのものをキレイにするだけでも、プレーしやすく軽やかなキャディバッグが実現できるはず。「人の振り見て我が振り直せ」ということで、さっそく読者の声をチェックしていきましょう!
●いろんなゴルフ場のマーカー
●使用済みのカイロ
●塩飴の包み紙
●折れたティ
●古いボール。捨て時がわからず放置
●昔のスコアカード
●小さな穴の空いたグローブ
●宅配便の使用済み伝票
●賞味期限切れ(未開封)の水
●練習器具(とくに、自分のキャラに合わないガチな練習器具を出し忘れてコースに持っていったら、引かれた)
◆スマートなキャディバッグを実現できる、便利な推しアイテム
〈JUN & ROPĒ〉着脱可能のポーチなどが付属していて便利
ドイツ発のバッグブランド「bagjack」が監修する「bagjackGOLF」との限定コラボモデル。高いデザイン性と品質、着脱できるポーチといったユニークさがポイント。JUN&ROPĒ × bagjackGOLF Cart Bag(9型·46インチ対応、重さ5 kg)
〈Sunday Golf〉米国ゴルファーに大人気。10本用の小型軽量タイプ
小型軽量に特化した米国のゴルフバッグブランド「Sunday Golf」。タフなスタンド脚や止水ジッパーを使用した貴重品ポケットなど、使う人に配慮した機能性も魅力。EL CAMINO(標準クラブ収納本数10 本、重さ1.77kg)
◆教えてくれたのは、整理収納研究家 米山真央さん
整理収納研究家。広告モデル&手と歯のパーツモデル。整理収納アドバイザー1級取得、テレビや雑誌の企画などでも活躍。大のゴルフ好きで競技にも参加、ベストスコアは85。
撮影/武重 到 エディター/相田英子 ※Regina 2024年秋冬号より転載