SDGs(持続可能な開発目標)の波が世界的な広がりを見せています。私たちゴルファーにもできることはたくさんあります。ゴルフライフを長く楽しむために、サスティナブルなゴルフ環境づくりを心がけましょう!
◆私たちに今、できること! マイボトルを持参しよう
日本のペットボトルのリサイクル率は85・8%前後で、世界最高水準を維持しています。また、100%再生ペットボトルを使用した飲料水も多くなりました。しかし、国内で販売されたペットボトルは約245億本(2019年度。PETボトルリサイクル推進協議会調べ)。
国内で処理しきれないペットボトルは東南アジアへ輸出され、引き受けられない大量のペットボトルが日本国内に滞留し、燃やされたり、埋め立てられたりしているのも事実です。また、ポイ捨てされたり適切な処分がされないプラスチック製品は海に流され、海洋プラスチックごみになります。プラスチックごみは海を汚染するだけでなく、海の生態系を脅かし、巡り巡って人体にも深刻な影響を与えます。
マイボトル、マイタンブラーを持ち歩けば、環境負荷を低減できます。ゴルフとは関係なく日常生活でも手軽にできることなので、早速切り替えてみませんか?
左から〈白〉¥4,180(エマン)水筒〈シルバー〉¥4,950(ゴットバッグ/三栄コーポレーション)、水筒各¥3,630(ナルゲン×ビームス/ビームス 原宿)
清涼飲料水は、缶、紙、びんと比較して、ペットボトルが圧倒的に利用されている。出典:清涼飲料水容器別シェア(2019全国清涼飲料連合会調べ)
◆ゴルフ場へエコカーで行こう!
海外で次々と〝脱ガソリン車〟への転換目標が打ち出され、日本政府も「2030年代半ばには新車の100%を電動車にする」と表明しました。大多数のゴルファーが、郊外や他県のゴルフ場へ行くために自動車を利用しています。今後自動車の買い換えを検討するときは、CO²排出量を削減できるエコカーを候補に入れてみませんか? 現在は、ハイブリッド車(ガソリンと電気の両方で走行)、プラグインハイブリッド車(充電もできるハイブリッド車)、電気自動車(電気で走行)、燃料電池車(水素で発電して走行)などがあり、各自動車メーカーがしのぎを削ってより快適なエコカーを開発しています。
メルセデス・ベンツ EQA 250 走行中CO₂や窒素酸化物などを排出しない電気自動車。街中でも扱いやすいボディサイズながら、SUVのため荷物をたくさん積める。航続距離は約422km(WLTCモード)。スマホアプリで充電残量を確認したり、設定した出発時間に車内を適温に準備したりと快適性も抜群。¥6,400,000
■サイズ/全長 4,465 × 全幅1,835 × 全高 1,625(mm)
■車両重量/1,990kg ■定員/5名
レクサスES300h エンジンとモーターで動くハイブリッドカー。22.3km走行して消費するガソリンはわずか1L(WLTCモード)と優れた燃費性能を誇り、ロングドライブにも最適な1台。走行中はもちろん、素材から廃棄まであらゆる過程でCO₂排出量の低減を図っている。¥5,990,000〜。
■サイズ/全長 4,975 × 全幅 1,865 × 全高 1,445 (mm)
■車両重量/1,670kg ■定員/5名
日産リーフe+ 走行中にCO2を排出しない電気自動車。一充電走行距離が458km(WLTCモード)と長い。夜間にフル充電しておけば経済的で、充電ステーションに立ち寄らずに出発できる。大容量のEVバッテリーは自宅や外部へ給電する蓄電池としても活用でき、災害時にも安心。¥4,411,000〜
■サイズ/全長 4,480 × 全幅 1,790 × 全高 1,545〈ルーフアンテナ(可倒式)装着時 (mm)〉
■車両重量/1,670kg ■定員/5名 *e+ Xの場合
Regina2021年初夏号掲載 撮影/岡田こずえ スタイリスト/高橋裕美 エディター/大津恭子