秋冬シーズンのラウンドは、ボディの乾燥も深刻に。朝、きちんとケアをしてからプレーを始めていても、およそ丸1日を屋外で過ごすことから、ラウンドを終えたあとにはカサつきを感じる人も少なくないようです。
時短美容家である筆者がおすすめするラウンドディの保湿アイテムは、「ボディミルク」。ローションやオイルなど、ボディ保湿アイテムには種類がありますが、いろいろと使ってみて結局、筆者が戻ってくるのは「ボディミルク」なのです。
そこで今回は、この時期に悩ませやすいボディのカサつき問題を時短で解決!ということで、ラウンドディのボディ保湿にボディミルクを推す理由と、ラウンド中の保湿力を高める使いかたについてお話します。
◆プレーの邪魔になりにくい使い心地が「ボディミルク」を愛用する最大の理由
真剣にスコアを狙いたいラウンドほど、ウエアの着心地やボディの状態などの「ちょっとしたところ」の快適さも重要ですよね。動きにくいウエアを着てしまえば、それだけでプレーに集中できなくなりますし、ボディのカサつきや逆にケアのしすぎでベタつきが気になっても集中力が途切れがちに。ボディケアの完成度って、自分で思っている以上に、ラウンドのメンタルにも影響するのを痛感しています。
そんな私が「ボディミルク」を好む最大の理由が、その塗り心地。含まれている油分がローションより多くクリームやオイルより少ないために、手軽に塗れて伸びがいいことが、ラウンドディに適していると感じています。
◆ティッシュオフの裏ワザが使える!ラウンド前に仕込む乾燥対策
湿度が低く風が強い日はカサつきやすいなど、天候によってボディのカサつき具合も異なることは、女性ゴルファーであれば心当たりがあるはず。けれど、塗り方さえ工夫すれば、どんなに湿度が低くても、どんなに風が強くても大丈夫!
ここからは、筆者が実践して、ラウンド中にボディのカサつきを感じなくなった方法をお話します。
【1】ウエアを着る前にミルクをオン
まずは定番の塗り方。ラウンド当日にウエアを着る前にボディミルクを塗ります。ウエアで隠れずに乾燥しやすいパーツには重ね塗りを。
出かける前に入浴をする場合には、入浴後にボディに付いている水滴を完全に拭き取る前の“少しだけ湿った肌”に塗ると、スーッと伸びやすいうえに保湿力もアップします。
きちんとボディを保湿しておくことによって、静電気も感じにくくなる気がしています。
【2】ラウンド前にロッカールームでミルクオン&ティッシュオフ
ラウンド前には、乾燥が気になりそうなパーツにのみボディミルクをオンします。このとき、塗った箇所をティッシュオフすると、ベタつきを感じにくく、より快適な使い心地に。
筆者はラウンド中に手もとの乾燥が気になりやすいので、ラウンド前にはハンドクリームではなくボディミルクを丁寧に塗ってから、ティッシュオフをします。ボディミルクはもともとハンドクリームに比べて油分が少ないのでグリップに影響が出にくいのがメリットですが、ティッシュオフをすることによって、さらにベタつきにくくなるので、ティーショット前の時短ハンドケアにもおすすめです。
左・ダイアン ビートゥルー ボディミルク リッチモイスチャー 、右・リセチカ モイストベールクリーム
こちらは、筆者の私物。ボディミルク容器はプッシュ部をしまっておけば、バッグの中に無造作に入れて持ち歩いても、こぼれず便利です。『ビートゥルー ボディミルク リッチモイスチャー』は、大きめの容器ですがたっぷり使いたいときには、この容器のまま持ち運ぶこともあります。『リセチカ モイストベールクリーム』は顔用クリームですが、サラサラで高い保湿力に惚れ込み、ボディにも使っています。
どちらも植物由来エキスを使っている製品なのがお気に入りの理由です。
ボディミルクは、プチプラからデパコスまでたくさんの製品がありますよね。ラウンドに使うアイテムは、惜しげなく使えるプチプラもおすすめ。ボトルタイプの製品を、その日に使う分だけ小分け容器に入れて持参する方法も、コンパクトで便利ですよ。
※筆者注:掲載している画像は筆者の私物です。文中の効果は、筆者の個人的な感想です。
並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。
写真 Adobe Stock 並木まき