ドライバーをもっと気持ちよく、もっと飛ばすために。ビッグドライブを生み出すには、体を大きくひねってパワーを溜め、インパクト時に一気にリリースする動きが不可欠。遠心力を効率よく使うには、頭でイメージすることも大切です。今すぐできるコツを森田理香子プロに聞きました。
美しくかっこいいスイングで、もっと飛距離を伸ばしたい! 森田理香子プロに学ぶドライバー強化レッスン
◆「“右から左へ”、ドライバーはそんな単純な動きにあらず!」(森田理香子プロ)
◆回転と体重移動のイメージは水の入ったコップです!
「“右に体重を乗せてから、左に乗せる”。そう、教わったことありませんか? ただ右から左に動くだけでは、パワーは十分に伝わりません。大切なのは、軸を中心に回転すること。自分の体をコップだと思って、中の水をこぼさないように体を右から左にひねるイメージを。頭の中でそうイメージすれば、体重移動もスムーズにできるはずですよ!」
◆水をこぼさないよう、その場でクルンとまわす
「スウェイと呼ばれる左右にブレてしまう動き。コップの水で表すとこんな感じで、今にも水がこぼれてしまいそうですよね。頭が動いてしまう人も、まさにこの状態ですので気をつけて」
◆スタートからインパクトまでの回転と体重移動をチェック!
【スタート】つま先でもかかとでもなく、足裏全体に50:50で乗せる
【トップ】足の指で地面をぐっとつかみ、右に体重の9割が乗り、パワーを最大限に溜め込む
【切り返し】切り返すのと同時に、下半身リードで左に体重の7割を乗せる
【インパクト】インパクト手前からほぼ左足体重。最後まで頭の位置は動かさない
◆教えてくれたのは…森田理香子プロ!
<プロフィール>1990年生まれ、京都府出身。身長164cm。8歳からゴルフを始め、18歳でプロテスト合格。2010年、「樋口久子IDC大塚家具レディス」にて初優勝。プロ6年目の2013年、関西出身選手として初の賞金女王に。ツアー通算7勝。現在は一線を退き、ツアー解説など幅広い分野でゴルフに携わっている。今春よりゴルフウェアブランド「yummy rose」をプロデュース。Instagram(@1_rikako)ではプライベートも公開。
Regina2021秋冬号より転載 撮影/角田慎太郎(Gran) エディター/一寸木芳枝