待ちに待ったゴルフシーズンも、花粉や紫外線など大敵がいっぱい! そこで、女子プロや美ゴルファーたちの春ゴルフ対策を緊急調査。さらに春ゆらぎを防ぐ最新アイテムもご紹介。さあ、快適プレーを楽しんで!
春ゴルフの大敵!紫外線・乾燥・花粉を防ぐメイクテクニックとは?
私たち、春ゴルフではこんなことに困っています‼
花粉症で涙が止まらない。しかもメガネが邪魔で困っています
紫外線対策を忘れて、うっかり日焼けしがち
マスク着用でプレーすると擦れるところがあれちゃって。その夜のスキンケアがピリピリするんです
花粉症でボーッとするし、乾燥がひどくて肌あれが止まりません
季節の変わり目は肌も乾燥しやすく、目尻がいつもかゆくなって集中できません
乾燥でカサカサか、ちょっと気温が上がるとベトベトに…
◆攻めと守りのケアで免疫力とバリア機能を高め、春を乗り切ろう
“春はゆらぎの季節”と言われるけれど、なぜゆらぐのかをきちんと知って対策を練るために、貴子先生にお聞きしました。
「春先は寒暖の差が激しいですよね。すると、交感神経と副交感神経がうまくスイッチできずにバリア機能が乱れて、免疫力が落ちるのです。そこに、紫外線や花粉、PM2.5や黄砂などの大気汚染物質の刺激が加わり、肌の調子を狂わせます」
具体的に、免疫力を高めるにはどうしたらいいのでしょう?
「まず、春こそたっぷり睡眠を取りましょう。睡眠不足でゴルフに行くと相当なダメージを受けてしまいます。また、暴飲暴食で胃腸が疲れていると免疫力が落ちます。そして、たっぷりの保湿&UVケアを。プレーの日は、〝SPF50+〟の最高スペックの日焼け止めにするべきです。自分の体調は自分で守るしかありません。優秀コスメと正しい生活リズムで、春ゴルフを満喫しましょう」
春のゆらぎの主な原因
<1>激しい気温差
「1年で平均気温が上昇するのが4月〜5月。3月は寒暖の差が激しく、自律神経(交感神経と副交感神経)が乱れがちに」と貴子先生。急激な気温の上昇で皮脂分泌が多くなる4月以降はニキビや吹き出物にも要注意
<2>紫外線量が急激にアップ
「暖かな春の日差しは十分に強い紫外線です」(貴子先生)。冬の間にバリア機能が低下した肌に容赦なく降り注ぐ紫外線。刺激を受けやすくなっている肌に即、紫外線対策を!
<3>肌はまだ冬状態
冬の間に代謝が落ちた肌は、角質が滞留して肥厚しています。なんだか肌が乾燥する、くすむ、シワっぽいのはこの代謝低下のせい。「たっぷりの保湿で代謝を上げましょう」。
<4>花粉やPM2.5が舞い飛ぶ
早い地域では1月から花粉が飛び始め、3月〜5月は中国大陸から偏西風に乗ってPM2.5が大量に飛来。「毛穴に入る微細な大気汚染物質が炎症を誘発。PM2.5までもブロックする日焼け止めを選ぶのが得策です」
<5>マスクで擦れて肌あれしがち
これから夏に向けて、気がかりなのがマスクあれ。「蒸れたり擦れたりと炎症を起こすリスクが増えます。朝晩の保湿ケアでバリア機能を高めることと、フェイスパウダーなどでの擦れる部分の保護に注力してください!
◆お話を伺ったのは…松倉クリニック代官山 院長・貴子先生
美容皮膚科医。専門知識に基づく的確な診療と親身なアドバイスで、女優やモデル、美容関係者らが足繁く通う。自身もゴルフ好き。最近は多忙を極め、あまり行けていないとか。
Regina 2021 春号掲載 撮影/齋藤裕也(t.cube/モデル)、宗高聡子(静物)、エディター/小内衣子(PRIMADONNA)