歯科医という職業をもちながら、数々のアマチュア競技に出場し幾度も優勝を経験。所属しているゴルフ場では、男性と同じティから回ってクラチャンの座にも輝いたトップアマ・塩田美樹子さん。しかも美人とくれば、Reginaとしては注目せずにはいられないわけで……。
いざ出陣! 憧れの塩田さんに、ゴルフにまつわるあれこれを教えてもらいましょう!
Q いまは、メンバーにならなくても、いろいろなコースでプレーできる時代。それでも会員権は必要だと思いますか?
A うまくなりたいなら、会員権は買い!
もしもあなたが、ゴルフが大好きで、もっとうまくなりたい、競技にも挑戦したい、と思っているなら、絶対に、会員権を買い、所属コースをもつべきと思います。
◆その1 ハンディキャップをもてる
まず、第一の理由として、公式なハンディキャップ(正式名はJGA/USGAハンディキャップインデックス)を取得できること。
これを持っている、出場できる競技が格段に増えるからです。
競技に出ることは、自分の視野を広げることに大いに役立ちますから、ぜひハンディキャップを取得してください。
◆その2 ゴルフ仲間が増える
もう一つの魅力は、所属コースで友達ができること。
同じクラブ内で共通の趣味を持つ人との会話はとても楽しく、ゴルフライフがより豊かになります。
メンバー同士なら、ほかのだれかを誘わなくても、ふらっとひとりでプレーできるのも、魅力です。
◆その3 自分のゴルフの基準になる
所属コースがあると、おそらくそのコースでプレーする機会が増えると思います。そうなると、そのコースが基準になる。「最近飛距離が落ちてきたな」「パットの距離感がズレてるかも?」など、自分のコンディションを確認できるので、より上達への近道になるかと思います。
毎回違うコースを回っていると、不調の原因をみつけることは、難しいものですから。
◆女性が選ぶなら、フラットでやさしいコースがおススメ
ではどんなコースを選べばいいかというと、女性には絶対、フラットで回りやすいコースをおすすめします。
フラットだと自分の飛距離が分かりやすく、また、回りやすいといいスコアになりやすい。上達への一歩は、いいスコアを作るクセをつけることがとても大事なのです。
難関コースでは、ムダなプレッシャーやトラブルが多くなり、本来の自分のゴルフと向き合いにくくなってしまいます。さらに、女性の大会やレディースデーがあるなど、女性に嬉しいイベントが多いとベター。そして可能なかぎり、家に近いまたはインターから近いこともポイント。
遠すぎるコースはつい足が遠のいてしまうし、友人も呼びにくくなってしまいますからね。
教えてくれたのは、トップアマ・塩田美樹子さん
1982年生まれ、神奈川県出身。両親の影響で、10歳からゴルフを始め、競技に出場。全日本歯科学生総合体育大会4度優勝。2013年、2017年日本女子ミッドアマ2度優勝。2017年日刊アマ全日本大会(ミッドの部)、神奈川県女子ミッドアマ、日本女子ミッドアマ優勝。2018年神奈川県女子ミッドアマ、日刊アマ関東大会優勝。ベストスコアは66。所属している葉山国際カンツリー倶楽部では、男性と同じティから回ってクラブチャンピオンに。2013年に「日本女子ミッドアマ」に優勝した翌年は、なんと「日本女子オープン」にも出場。2020年開催の「内閣総理大臣杯第51回日本社会人ゴルフ選手権関東予選」では、唯一の女性出場者として注目を浴びた。
撮影/竹井美砂子 取材・文/たかはしよし子