前回、グリーンの「OKルール」にまつわる失敗談をお届けしましたが、今回もグリーンネタです。とにかく「スロープレー厳禁!!」とラフからラフへと走りに走り、ようやくグリーンオンして、たどり着いた鮮やかなグリーン…。しかし、安心してはいけません。そこは最後の聖域。ありとあらゆるマナーが試されていたのです! 今回は、グリーン上でやってしまいがちな失敗談を、まとめてお送りします!
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◆忍法「グリーン小走りの術!」音も影も…存在を消すべし
最初にお伝えしておくと、グリーン上でいちばんやってはいけないことが「走る」です。Regina-WEB読者の皆様のアンケートでも、グリーン上の失敗でいちばん多かったのも「グリーン上で走ってしまった」ことでした。
あれほど、急げ急げと走らせたくせに…、という気持ちは重々わかりますが、理由は簡単、グリーンが痛むからです。高級カーペットのように滑らかなグリーンの芝生はとても繊細で、さらに非常に重要なパットが、グリーンの傷ひとつで入らなかったら大変です。なので、ボールとカップを結ぶライン上は、絶対ダメージが無いようにしましょう。
ゴルフシューズは、どんな斜面でもしっかりスイングできるように、底に鋲が付いていますよね。今は針のような金具のスパイクが禁止になったり、スパイクレスといって滑らかな底のシューズも増えていたりしますが、それでも走ったり足を引きずるようにするのは、グリーンの芝にとっては絶対NGなのです。
もう一つ気を付けたいのが、ボールとカップを結ぶラインには立たないこと。
・勉強のために打つ人の真後ろに立って見ていたら指摘された(ゴルフ歴15年、53歳)
・自分の影がカップにかかってしまった(ゴルフ歴10年、49歳)
・グリーン上で他の方のラインをまたいでしまった(ゴルフ歴5カ月、23歳)
…と、グリーンに限ったことではありませんが、より人と人の距離が近いグリーン上では、打つ人の視界に入りがち。自分の影がライン上やカップにかからないようにするなど、立ち位置にも気を付けなくてはいけません。入ればパー、外せばボギー、100切れるのか、ベストスコア更新か、プロならその1打にいったいいくらの賞金がかかっているのだろうか…そんなことを想像したら、人生を左右するかもしれないそのパットは絶対邪魔できませんよね! 打つ人が、最後のパットに全集中できるように、立つ位置には気をつけましょう!
気持ちは「忍者に徹する」です! 忍び小走りでボールにマークをし、忍法隠れみの術で自然と同化する…、そんなグッドマナーな術を磨いていきましょう!
◆REMIQUESTプロフィール
REMIQUEST/ライター。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、一応大学ゴルフ部出身。スコアはイマイチだけれど、先輩に叩き込まれたマナーとプレーファストは今も健在。男2人のママ。出産後はなかなかゴルフができてないのが悩み。子どもに将来養ってほしいと、稼ぐゴルファーにすべく、密かに企み中。