パッティングで必須のアイテム「ボールマーカー」は、コースに置かれているオーソドックスものからキャラクターがデザインされているもの、コイン型、マグネット式やネックレスタイプなど種類が豊富で、つい買ってしまうアイテムのひとつ。
そんなボールマーカーですが、正しい使い方とマナーがあるのをご存じでしょうか? 今回はボールマーカーについてご紹介していきます!
そもそも「ボールマーカー」とは?
ボールマーカーは、言葉通りにボールのあった場所を指し示す目印という役目を持っています。ルールブックでは「ゴルフ規則上、小さなコインや同様のものを含む」という記述のみで大きさや形について明確な規定はないようです。
一般的には丸いコイン型のマーカーを使用する人が多いですが、四角でも三角でもOKといえるでしょう。他のプレーヤーのラインを邪魔しないようにマークする目的があるため、誰のラインも邪魔しない場合には、マークをする必要はないと考える人もいるかもしれません。
しかしマナーとしてはどんな時でもボールをマークして拾い上げるほうが良いでしょう。パッティングは、スコアに影響を与える大切なもの。プレーヤーの目障りにならないよう、集中できる環境を作ってあげることもマナーのひとつです。
ボールマーカーの正しい置き方
さて、正しいマーカーの置き方は、カップに向かってボールの真後ろに置き、ボールをピックアップ。ボールの前にマークして、少しでも距離を短くしようとする人を見かけることがありますが、こちらはマナー違反。また5インチ(2センチ)以上離してマークするのはペナルティになるので注意が必要です。
他のプレーヤーのラインを邪魔にする場合には、マーカーをずらしておかなければなりません。その方法としては、まず左右どちらにずらせばよいかを尋ね、その指示に従います。
指示された方向にクラブのヘッド一つ分を測り、ボールを移動。同伴競技者のパッドが終わったらクラブヘッド一つ分を測り元の位置にリリースします。
ゴルフ場に常設されているマーカーはとても理にかなっていて、ラインを邪魔することが少ない形状になっています。気に入っていても無くしてしまうことも多いマーカーです。いざというときのために、ゴルフ場マーカーをパターのグリップにつけておくと、とても重宝します。ぜひ実践してみてくださいね!
◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん
某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。