佐伯三貴がこっそり教える【女子プロたちの夜の過ごし方】

皆さんこんにちは。佐伯三貴です。東京オリンピックのゴルフ競技も、男子は終わり、いよいよ女子が始まります。日本代表としては稲見萌寧さん、畑岡奈紗さんが出場。笹生優花さんはフィリピン代表として出場するので、活躍が楽しみです。

そんな折ですが、今日のコラムは少し柔らかい話にしようと思います。女子プロたちの夜の過ごし方です。

昔の先輩方は、試合中でも飲みに行ったり、麻雀をしたりとたくましかったと言う話を聞きますが、試合数が増え、4日間競技も多くなりそんな強者は少なくなりました。更にデビューしたばかりのプロたちは未成年だったり、お父さんやお母さんが一緒という事情もありますしね。特に、昨年からのコロナ禍で、感染リスクは最小限にしなくてはいけないので、遠征先での食事も大変です。

そんな状況になる前の話を少ししましょう。旅から旅の毎日を送り、昼間はゴルフばかりの私たち女子プロにとって、夜ご飯は何より楽しみな時間でもあります。オフの日も、トレーニングや体のケア、次の遠征の準備などでバタバタしていますが、そこでプロ以外の友達や家族と一緒にする食事は、何よりリラックスできる時間なんです。

そしてもちろん、私もお酒は飲みます。でも、自分で言うのも何ですが、滅茶苦茶キレイなお酒の飲み方です。泥酔することなど、まずありません。どちらかと言うと人の面倒を見るタイプ。先に酔っぱらった人がいると、こちらは酔わなくなりますね。

晩酌というか一人で飲むことはまずありません。お酒好きな女子プロはまぁまぁいます。誰の名前を出していいか難しいところですが、東北福祉大の後輩でもある原江里菜プロなどはよく飲みますね。

チーム佐伯のみんなはほとんど飲みません。オフに沖せいらプロが少し飲むくらいでしょうか。それよりも、コロナ禍で彼女たちが見つけた新しい楽しみが、宅配のウーバーイーツです。感染リスクを避ける意味で、ホテルの部屋で食事をすることがものすごく増えているからです。勿論ウーバーが来てくれる場所にもちろん限られますが・・・。

佐伯三貴プロと田辺ひかりプロ/Getty Images

チーム佐伯の田辺ひかりプロなど、ウーバーのことを教えたら、さっそくオーダー。配達してくれたお兄さんがイケメンだったらしく、テンションがすごく上がったそうです。女子プロと言えども若い女性です。コロナ禍でのツアー転戦の中でも、なんとか楽しみを見つけるポジティブさがいいですね。

カラオケ好きも多いですよ。お酒を飲んでも飲まなくても、全国どこに言っても楽しめるカラオケは、多くの女子プロの趣味のようになっています。

私も、一時“女子プロカラオケ部”のようなものを作っていた時期がありました。色々な人がいたのですが、そもそもカラオケ部になったのには理由がありました。2015年いっぱいでツアーを離れてしまいましたが、先輩の新崎弥生さんがものすごく歌がうまいんです。それで「新崎さんの歌が聴きたい」と、2人でカラオケに行ったりすることが増えたのがきっかけでした。練習日に2人で歌いに行ったことも何度もありました。上田桃子ちゃんも、歌がうまいのはみなさんご存知でしたか?

私は、持ち歌、というのはあまりなくて何でも歌います。ちょっと前までよく歌っていたのは、LiSAさんの“炎(ほむら)”。“鬼滅の刃”の主題歌の、あれです。他にも、あいみょんやMISIAさんなど、特にジャンルもなく色々な曲を歌います。

実家にはカラオケがあるので、たまに一人で歌っています。愛犬だけがいるときに歌っていたら、迷惑そうな顔をされたこともありますね(笑)。

コロナ禍になってからは、さすがにカラオケには行けませんが、移動時間も長いので、車の中で歌っている女子プロも多いはずです。

以上、女子プロたちのプライベート事情でした。

取材・文/小川淳子 写真/Getty Images

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