初心者女性ゴルファーの皆さまは、「ドライバー」と言ったら、1番ウッドのことだとわかりますか? ビギナーでも1番ウッドのことは 「ドライバー」 と呼びますし、まさかゴルフ場にいて、ネジなどをまわすドライバーや、運転手のドライバーのことを思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか。
さて、今回はそんな『ゴルフクラブの呼び方』にまつわる、ちょっぴり恥ずかしいエピソードをご紹介します!
スプーンはスプーンにあらず!ウッドの呼び方を覚えるべし
非力な女子やビギナーには強い味方であるフェアウェイウッド。そのフェアウェイウッドには、番手ごとに呼び方があるのをご存じですか? 最初にご紹介した1番ウッドはドライバー、というのは周知の通り。では、3番ウッドは?
正解は「スプーン」。由来は諸説ありますが、昔ウッドはその名の通り木でできていて、3番ウッドは表面が少しへこんだ作りになっており、『見た目がスプーンに似ていたから』というのが通説のひとつです。
「セルフで回っていたとき、カートに乗っていた私に上司が『スプーン持ってきてもらえる?』と一言。3番ウッドの通称だと知らず、食事用のスプーンのことかと思ってしまった」
3番ウッドはウェアウェイから打つのは少し難しいので、持っていない女性も多いかもしれません。馴染みがないと、「スプーン」=3番ウッドというのがピンと来なくて、こんな失敗エピソードにつながってしまったんですね。
ちなみに、4番は「バフィ」で5番は「クリーク」…。あまり今は持っている人は少ないですが、2番ウッドもあり、名前は「ブラッシー」といいます。ニックネームで呼ぶと、フェアウェイウッドに親しみが持てて、得意クラブになるかもしれませんね。
ゴルフ用語を仕入れてラウンドを2倍楽しく
ゴルフを始めると、カタカナ用語の多さに驚く人もいるようです。ルールだけでも覚えるのが大変なのに、以前ご紹介したオヤジギャグや、今回のウッドのニックネームも加わったら、ビギナーのみなさまは大パニックですよね。
「カタカナで色んな言葉やルールを言われて、わからないまま、とりあえずうなずいてその場しのぎをしていました。その後ルールブックで勉強したら、色んな意味で楽しくなりました」
という体験談もあるとおり、ちょっと知ると、断然楽しくなるのもゴルフの魅力。
例えば、「ドロー」「フェード」「フック」「スライス」というのは、ボールの弾道を表す用語ですが、男性陣が「目の前に木があったから、8番アイアンで思いっきりフェードかけてグリーンオンしたらさ~」なんて話していたら、ちょっと自慢気に嬉しく話している率が高い! そこで「すごかったですよね、あのフェード!」と言えたら、オジサマたちの気分は上がる一方です。
以上、今回はウッドのニックネームにまつわるエピソードから、ゴルフ用語についてご紹介しました。先ほどの「ドロー」や「フェード」は上手な弾道ですが、最初の頃は「ダフった」など、ミスったときの言葉の方が頻出用語かもしれません。
野球で嬉しい「ホームラン」も、ゴルフではバンカーから飛びすぎてグリーンを大きくオーバーしてしまったときの言葉。筆者の先輩には、アプローチで「シャンク」し続けてグリーンを一周してしまった、悪夢のエピソードを持つ方もいらっしゃいました。…と、最後、悲しいエピソードを紹介してしまいましたが、ゴルフは楽しい用語もいっぱい! ちょっとずつ使えるゴルフ用語を仕入れてみてくださいね。
◆REMIQUESTプロフィール
REMIQUEST/ライター。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、一応大学ゴルフ部出身。スコアはイマイチだけれど、先輩に叩き込まれたマナーとプレーファストは今も健在。男2人のママ。出産後はなかなかゴルフができてないのが悩み。子どもに将来養ってほしいと、稼ぐゴルファーにすべく、密かに企み中。