あなたはどのタイプのゴルファー?『手相』でわかるコースマネジメント力 

1つ1つのプレーすべてを自分で選択するゴルフは、自分自身と向き合うスポーツ。技術や体力以上に、メンタルが大きくプレーに影響します。自分を知り、コントロールすること。手相をひも解くことで、プレーに生かしてみましょう。今回は、スコアアップのカギとなるコースマネージメントを「知能線」から解説します。

『手相』でゴルフ上達のヒントが見つかる!自分に合ったプレースタイルを「運命線」から探そう

【知能線】 から考えるコースマネジメント

親指と人差し指の付け根の間から弧を描いている生命線に重なるように始まり、小指方向に斜め横に下がるように伸びているのが知能線です。物事の考え方の傾向を表しています。適性や性格などがわかり、向いている学問、仕事などがわかります。ゴルフなら、コースマネジメントを考える時に大きな参考になるのが知能線。自分はどんな性格なのかを踏まえてジャッジすれば、ミスの確率がグンと減るはずです。

(1)短い知能線(薬指まで届かないもの)

薬指まで届かない短い知能線(青色)

直感を信じて即断即決できるタイプです。常に頭の中がクリアで回転が速い。余計なことを考えず、自分が選んだクラブを信じて打てるのが強み。目の前の1打に集中できるゴルフ向きの考え方の持ち主。計画的なマネジメントをするよりも、臨機応変にプレーをしていくほうが向いています。ただし、都合の悪いことは忘れやすいので、同じ失敗を繰り返しやすいと言う弱点も。ゴルフノートを付けるなどしてプレーを振り返ると、そこを補うことができるはずです。

(2) 長い知能線(薬指を超えるもの)

薬指を超える長い知能線(黄色)

熟考タイプ。計画的なプレーがいい結果を生みます。ホールレイアウトを事前にチェックして、狙い所、入ってはいけない場所を頭にたたき込み、コンディションもしっかりわかってプレーすることが、スコアメイクにつながります。粘り強いので難しいコンディションでも大叩きしないでいられます。気を付けるのは、熟考しすぎてスロープレーになってしまうこと。自分の番が来る前に準備することで対応しましょう。

(3)離れ型知能線(生命線と最初から重なっていないもの)

生命線と重ならない離れ型知能線(赤色)

頭脳明晰で洞察力、考察力に優れた人です。大胆で行動力もあり、未経験のことも平気でできます。思い切ったルートでグリーンを狙ったり、とんでもなく複雑なラインを読み切ってロングパットを入れる、などができるゴルファー。様々な分野を開拓してパイオニアになれるタイプなので、ゴルフの新しい楽しみ方なども編み出すかも知れません。ただし、楽天的で調子に乗りやすい傾向もあるので、攻撃しすぎて失敗したりすることもあるのが玉に傷。スピード狂も多いので、コースの行き帰りにも注意が必要です。

(4)ふたまた知能線(先端が大きくふたまたに分かれているもの)

先端が大きくふたまたに分かれている知能線(緑色)

本人が気付いていない場合も多いのですが、全く違う2つの分野の才能を持った人です。攻撃ゴルフと守りのゴルフ、飛ばしのゴルフと堅実なゴルフなど、どちらもできる場合もあるので、その時のコンディション次第でプレースタイルを選べます。ただし、一歩間違うと器用貧乏になることもあります。活動的で忙しい人が多いので、スタート時間には遅れないように気を付けて。

教えてくれたのは、安藤雅子さん
手相家、ライフデザインカウンセラー。手相鑑定アンドエム主宰。統計学であり、人それぞれ違う「手相」の世界に魅力を感じて研鑚を積み、手相家として日々「人生の作戦会議」を行っている。
【メッセージ】
手相は百人百様。手のひらの中にそれぞれの宇宙があり、潜在意識が線となって表れています。潜在意識が変われば手相も変わってきます。右手と左手の手相も同じではありません。「宿命」を表す左手には、持って生まれたもの、背負っているものが写っています。自分の人生の役割が見える、と言い換えてもいいかもしれません。精神面の変化がよくわかるのも左手です。これに対して右手には「運命」が写っています。自分で選択して作り上げるものがわかるのです。やりたいことが何かを考えて学校を決める、希望の仕事が何かを考えて会社を決める、などは右手に表れます。現実面が出るわけです。「手相からは現在、過去、未来がわかる」と言われますが、右手と左手を見比べることで、それがわかる。それを踏まえて、この先にするべきことやそのタイミングなどを考えるのが、私が皆さんとしている鑑定という名の「人生の作戦会議」なのです。

取材/文 小川淳子