全世界的に流行しているコロナウィルスの影響で、開幕が待たれる2020年の女子ツアー。今年のビッグイベントだった東京五輪も、残念ながら延期が決定してしまいました。…ということは、代表選考にもこれから大きなどんでん返しが待ち受けているかも?! 今回は、注目の3選手をピックアップし、昨年の実績を振り返ってみました。 これを読んで、2020年のトーナメント開催を楽しみに待ちましょう♪
【1】渋野日向子プロ
「ショットもパターも常に攻める姿勢がたまらない」(諸見里しのぶ)
「渋野さんは8歳でゴルフを始めるも、中学2年まではソフトボールと掛け持ちしていた話は有名ですよね。その経験が強い体と素晴らしいリズム感を育んだのだと思います。持ち味は常に攻める姿勢。観ている方が鳥肌の立つようなショットを打ってくる。そして、パッティングも常に強気。3パット、4パットしそうな場面でも、必ずオーバーさせてくる。これは本当にすごい!」
【データと実績が証明!】 42年ぶりの 海外女子メジャー制覇!
世界中が全英OPでの彼女の笑顔に魅せられた。本人は至って自然体で、ホールの合間にギャラリーとハイタッチを交わし、"スマイルシンデレラ"の名を世界に轟かせた。優勝賞金は約7,200万円!
◆レギュラーツアー初参戦で ホールインワンを達成!
2018年、マンデーを経て出場しホールインワン。
600万円を獲得。"もっている伝説"はここから!?
2019年3月の発売後、全英での彼女の優勝が追い風に。契約ウェアの「ビームス ゴルフ」とともに、"シブコ売れ"なる現象も話題に。 愛用ドライバーPING「G410 PLUS」 がバカ売れ! ¥69,000〜(ピンゴルフジャパン)
【2】鈴木 愛プロ
「スキのなさはナンバーワン!勝負強さも光ります」(諸見里しのぶ)
「ショットの精度、アプローチ、パター、どれをとっても本当に隙がない。昨年はトップ10入りが15回と抜群の安定感。『TOTOジャパンクラシック』では、念願の米LPGAツアーで初勝利を挙げるなど、女王の名にふさわしい大活躍。練習量もダントツです。ミスをして悔しそうな表情も見せますが、ホールアウト後は笑顔になる切り替えの早さもいいです」
【データと実績が証明!】年間7勝は1988年のツアー制度施行後3人目の快挙!
手首の怪我で休んでいた期間もあるのに、昨秋には史上2人目の3週連続優勝も達成。
◆生涯獲得賞金は7億円に迫る!
2017年、2019年の 賞金女王!
シーズン終了後に行われる「LPGAアワード」には、毎年着物で出席。昨年末の表彰式では、20年の目標に「五輪出場」を掲げた。
【3】畑岡奈紗プロ
「残り5ホールからの集中力の高さは圧巻!」(諸見里しのぶ)
「"今は女子でも300ヤードを飛ばす時代です"。そんな奈紗ちゃんのコメントを見て、驚いたことがあるんです。クラブやトレーニングの進化はあるにせよ、アメリカツアーの女子プロたちには300ヤードが見えているんだ、って。そして、彼女ならそれも出来る気がしています。後半になればなるほど研ぎ澄まされてくるショット力も魅力」
【データと実績が証明!】 世界ランクは最高で3位! 17歳から20歳のたった4年で国内メジャー4勝!
2016年 | 日本女子オープン(アマ) |
2017年 | 日本女子オープン |
2019年 | 日本女子プロゴルフ 選手権コニカミノルタ杯 日本女子オープン |
◆ USLPGAでもすでに 3勝をマーク!
◆最速で生涯獲得賞金1億円突破!
日本ツアーだけで獲得賞金は約1億5,000万円。昨シーズンのアメリカでの賞金ランキングは18位(約1億円)。恐るべし21歳!
Regina春号掲載 写真/Getty Images エディター/一寸木芳枝